【一粒萬倍/株の宝典】雇用統計接近。循環物色になるか、課題。

2019/04/04

【一粒萬倍/株の宝典】

91i1y-dkRbL
 
:::
(ポイント)
国債から株へという資金の流れ。米中の閣僚級協議期待が背景。
米10年国債利回りは上昇(国債は売られた)して、2.517%。ダウ工業株、S&P500、ナスダック、半導体SOX指数といずれも高値更新。ダウ輸送株は1日の終値ベースの戻り高値で、これで3日持ち合い。
一番遅れていたラッセル2000小型株指数は25日線を完全突破で、200日線トライにはいりました。これだけがまだ200日線を越えていません。
ジャンクボンドは3月20日以来、ずっと高原状態。
きっかけは、フィナンシャルタイムズ報道で、合意の妨げになっていた問題の大半が解決したという内容。またクドロー米国家経済会議NEC委員長が「かなり前進している」と発言していたことも好印象を与えた。が、一時は、ダウ工業株は103ドル高まであったものの、最終的には39ドル高。インテルやAMDといった半導体銘柄の株価を押し上げた模様。
ただ3月の非製造業景況指数やADPの民間雇用調査による雇用等報告が、いずれも市場予想を下回ったにもかかわらず、米国債が売られ、株が買われたというのも、妙な話。
週末の雇用統計で、この10年国債利回りがどういう動きをするかが目先の問題。
ちょうど国債利回りと成長率予想がだいたい似たような水準になってきているので、この状況ではまだ「均衡」。金利上昇が止まらないということになってきますと、株価は耐えられないはず。昨年前半は連銀の2018年通期成長率予想が2.6%水準で、これを長期金利が越えたところから、年初の株価急落となった。後半には、連銀予想は3%に引き上げられ、長期金利がこれを超えたところから再び大きく株安となった。
現在はおおむね成長率予想が2.5%前後だとすると、ここから長期金利がどんどん上がって言ってしまうとなった場合、これをもって「米国景気の減速は大したことなく、終わった」と認識して株高に踏み切れれば、これは景気循環再開、景気再浮上というシナリオ。そうではなく、株安になってしまうと、経済成長率が金利上昇によって殺されると認識してしまうことになる。
この均衡点に今、さしかかろうとしているわけです。

(ポジション)
【梁山泊】(個別銘柄主体ですが、下げ相場や、急騰場面、あるいはヘッジなどで1357・1570を併用。キャッシュ化などポジション管理有り。)
戦略方針は、「フルインベストメント」。今日上がれば、景気敏感系は3日上昇。逆にディフェンシブ系は3日低調。外人が買い始めているとすれば、循環物色になっていくと思いますが、ちょうど景気敏感株が買い一巡となってきたとして、明晩の雇用統計から来週一杯は、月間では一番相場が下がりやすい「月間のアノマリー」。
ディフェンシブが切り返してくるか、それとも全面的にいったん調整局面に入るか、不透明。

※梁山泊バスケット(逆張り用)
8銘柄ほどリストアップされています。

【巌流島】(日経平均の指数プレイ。1357・1570だけで恒常的にフルポジション)
現在、1570買い持ちでフルポジション。このままドテン反対売買せずに、逃げ切れそうか。

(個別銘柄)
先述通り、「月間のアノマリー」が近いだけに、ここは新規の現物株買いは控えて、手持ちのカードを大事にしたほうが無難。新たな買いはとりあえず保留。

201809_matsukawa

増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
本資料は情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。
銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。
本資料の情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本資料の記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本資料の記載内容は、予告なしに変更することがあります。

商号等:有限会社増田経済研究所/金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1069号

コラム&レポート Pick Up