【一粒萬倍/株の宝典】ダウ輸送株は25日・50日線突破。ジャンクボンド高値更新。

2019/03/29

【一粒萬倍/株の宝典】
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(ポイント)
・米国市場、上昇トレンドへ復帰:
ジャンクボンド、高値更新。ダウ輸送株、25・50日線奪回。
前日、全体的に軟調でしたが、ダウ輸送株とジャンクボンドが逆行高でしたから、基本的には安心していました。結果、昨晩はおおむね指数が上昇。
とくに一番弱いダウ輸送株指数は、昨日から始まっている米中閣僚級通商協議の進展への期待感から、突出した1.2%の大幅上昇となり、一気に50日線・25日線を奪回。これで一応は安全圏。ただ、25日線は右肩下がりであるため、今後恒常的・持続的に25日線を上回り続ける必要があり。一応ダウ輸送株指数(1083)のRSIが、3月一杯で完全に逆行現象なので、この反発は本物であろうと推察。
最大のリスク指標であるジャンクボンドもとうとう、戻り高値を更新。市場におけるリスク認識は、引き続きゼロの状態。
一方、マネー循環を示す10年国債利回りは小幅にようやく反転上昇。これも、RSIが今週どうやら逆行現象を形成し始めたので、どうやら下降も限界にきているのではないか、と推察。
やはり、景気悪化が加速している欧州から、そして打つ手無しに追い込まれた日本から、かなりの米国債買いが出ていた(それが長期金利低下の最大要因で、米国経済悪化が背景ではない)のが、ドル不足からドル調達コストが、利回りを越えてしまう状況になっており、ここから米国債を買い進めることは、理論的に不合理だと解説しました。これがやはり利いているように思います。

・カレンダースケジュールは、今後日本株に逆風:
いつものことですが、問題はこのアメリカの強さに果たして日本株がついていけるかどうかです。
雇用統計、日本のSQ 月間では一番下げ易いという「月間のアノマリー」が来週末から始まります。それを前にして、来週週初には国内機関投資家の新年度入りでの売りが警戒されます。
さらに目下、米国では企業業績の予想修正期間(プレアナウンスメント)が本格化しています。
材料として、足を引っ張りかねないのは、英国のEU離脱を巡る採決問題と、今のところは期待材料になっていますが、米中協議の頓挫などということも決して無いとは言い切れません。
幸い、もっとも円高になりやすい2-3月の季節性はこれで終わりになりますから、米国長期金利が下げ止まったのが本当であれば、さほど為替を気にする必要もないタイムゾーンにはいっているということは言えるでしょう。

・前週末の下げも異常だったが、昨日の下げも異常:
25日の相場急落も、不可解なものでしたが、昨晩の東京市場の下げというのも、正直妙な話でした。
日経新聞の昨晩夕刊には、「話題の銘柄」として松井証券8628が取り上げられていましたが、ここにやはり昨日の「今日のまとめ」でも触れた点が解説されていました。
松井証券が付与する「早暁100週年記念配当」を得た個人投資家などの見切り売り。これに対して、権利落ち後の下落を見込んだヘッジファンドの空売りが入った。こういった流れで、同銘柄は4.85%の大幅下落で、チャートがいっぺんに崩れてしまっています。
この類の動きというものが、結構昨日配当落ちをした銘柄の中には多かったのではないかと思います。
言わば国内勢の買い手が不在のところに、投機筋が足元を見て相場を崩した、というパターンです。だとすると、昨日の日経平均の下げは、やはりファンダメンタルズからはかなり不合理な展開であったと判断してよさそうです。この類は早晩、解消されるはずです。

(ポジション)
【梁山泊】(個別銘柄主体ですが、下げ相場や、急騰場面、あるいはヘッジなどで1357・1570を併用。キャッシュ化などポジション管理有り。)
戦略方針を、「フルインベストメント」に変更。ダウ輸送株が25日・50日線突破なので、大丈夫でしょう。

※梁山泊バスケット(逆張り用)
8銘柄ほどリストアップされています。含み損は1銘柄のみなので、恐らくスタートしたタイミングが良かったということでしょう。一番利益が伸びているのはIMAGICA(6879)。続いて丸井G(8252)です。

【巌流島】(日経平均の指数プレイ。1357・1570だけで恒常的にフルポジション)
現在、1570買い持ちでフルポジション。今週はこの調子でいけば、なんとかドテン反対売買せずに逃げ切れそうですが、来週になりますと、いきなりハードルが下がってしまうので、ドテン反対売買で1357への乗り換えを強いられるかもしれません。

(個別銘柄)
問題は、前段で列挙したようなカレンダースケジュール上の諸点をここから2週間ほど、東京市場がどれだけしのいでいけるかということになります。
いずれにしろ、GWまでの1ヶ月のうち、半分近くは、指数がなかなか売り圧力のたまる200日線突破に手間取ると懸念されるので、ここは外人の売り圧力の少ない、指数から外れている中小型株中心にパフォーマンスを追求していくのが、妥当であるという結論になります。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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商号等:有限会社増田経済研究所/金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1069号

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