【一粒萬倍/株の宝典】アメリカ、下げ止まったか。。

2019/03/26

【一粒萬倍/株の宝典】
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポイント)
週明けの米国株市場はまちまちながら、どうやら下げ渋った模様。

25日線で下げ止まり・・・S&P500、ナスダック、半導体SOX指数、ジャンクボンド
50日線で下げ止まり・・・ダウ工業株
50日線割れで下げ渋り・・・ダウ輸送株、ラッセル2000小型株

期待通り、ジャンクボンド、半導体は崩れなかった。これなら、なんとかなるでしょう。
ダウ輸送株がずっと軟調だったのは、もしかすると、これは文字通り物流との連動指数なので(だからこそ米国内需景気の体温計に使っているわけ)、米中貿易量が激減していることが影響しているかもしれません。関税問題です。年明けから貿易量急減ですから、これは米国景気そのものとは関係なく、単に関税による物流急減を示しているだけだとすると、ダウ輸送株の低迷は、少なくとも半分は米国景気とは無関係で、半分は実際に減速している分だということかもしれません。

そもそも先週末の相場急落も、発信源はアメリカではなくドイツであった可能性が高いです。年明けからドイツ経済指標は衝撃的なほど悪化しており、これが先週末ドイツ10年国債利回りを一気にマイナス金利にまで落ち込ませてしまった。(日本国債と同じ状況に陥った)このため、ドイツ国債はここからいくら買っても、価格が上がりようがなく、そこでマネーはまだ利回りの高い米国10年国債に殺到した。これで米長期金利が急低下し、あろうことか3ヶ月TB利回りを下回るという異常事態が発生。株は米国景気悪化と誤解して急落した。
こういう話だったのではないでしょうか。だとすると、ジャンクボンドのような最大のリスク指標(倒産確率の高い企業発行の社債を集めたETF)が一番高い位置に依然としてあるということの説明もつく。つまり、米国景気が危ういのではなくドイツがあやういので、そのとばっちりが米国債買い殺到、米長期金利急低下、びっくりした米国株が急落というプロセスだったのではと思うわけです。
だとしたら、早晩解消するはずです。アメリカは基本、関係ない。ドイツが倒れても、アメリカには利はあっても損はない。

(ポジション)
・【梁山泊】は、昨日3Dマトリックス、岡部を処分して27%のキャッシュ確保。本来、ダウ輸送株・日経が50日線割れですから、全額1357投入がセオリーですが、どうも今回は踏み切れない。なにしろこれらに先行して動く、大前提としてのジャンクボンドが一向に下がってこないからでした。したがって、キャッシュ2-3割確保ということにしておいて、ノーヘッジのまま静観としました。早晩戻す類の下げではないか、ということです。一応週末までにこの1357を買うの買わないのかについて結論をだそうとは思っていますが、今のところはノーヘッジ。

・【巌流島】は、1570(日経レバレッジETF)の買い持ちのままフルポジションを維持。【梁山泊】と同じ判断です。昨日、すでにドテン反対売買のシグナルは点灯しましたが、週足確定ベースが基本ですから、週初ということもあって、ここは我慢して様子見。このドテン反対売買シグナル点灯は、ダマシではないかと疑っているわけです。

(個別)
とてもまともに取り組むところではありません。強いて上げれば、5Gという流れの中、クラウドゲームで大きく伸びそうな、ソフトバンクテクノロジー(4726)でしょうか。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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