【一粒萬倍/株の宝典】戦略方針変更、キャッシュ2割確保。

2019/03/25

【一粒萬倍/株の宝典】戦略方針変更、キャッシュ2割確保。
30年の悲喜こもごもの経験から、個人投資家に必須の投資理論を集大成。
「一粒萬倍の株式投資宝典(パンローリング社)」を教材として、ここでは具体例を挙げて、マクロ、ミクロ、ポジション管理、銘柄選別、売買手法すべてにわたり、コラムを書いていきます。
 
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(ポイント)
1 週末の米国株市場は失速。
FOMC後2日間は、下げて、上げたことから第二次反応は上だと判断しましたが、3日目の週末にこの期待は無残にもひっくり返されてしまいました。
週末の米国株市場は特段材料が新たにあったわけではなく、一般には世界景気動向不穏ということで、下げ一方となりました。
米国主要株価指数は軒並み、1%以上、ものによっては2%以上の大きな下げになっています。2週間くらいのうちに、もう一度2%以上の下げがありますと、ベア相場入りが確実になってしまいます。
ちょうど、プレアナウンスメント(企業の予想修正期間)がはじまりますから、たいていはここで下げ、実際の決算発表(今回は4月第二週あたりから)ではアク抜けするものです。
が、そうなるか、それともこのまま昨年クリスマス前後の1番底に対して、2番底をつけにいく滑落相場に発展するか、これは来週はっきりするのでしょう。

2 やはりダウ輸送株が問題だった。
やはりずっと25日線を越えられずにいたダウ輸送株指数が問題でした。これが週末完全に下放れ。また米10年利回りも単にレンジを割ったというだけではなく、完全に下放れ。FOMC結果に対する第二次反応としては、「アメリカや世界景気は思った以上に減速が強まる」と認識し始めたことになります。

3 ジャンクボンドはまだ高い。
不思議なのは、株が急落したにもかかわらず、最もリスクの高いジャンクンボンドは、甘かったという程度で、依然としてすべての移動平均線を上回ったまま。これは矛盾です。となると、株安はファンダメンタルズが要因なのではなく、まったく別の理由だった可能性もあります。この場合は、株安が一過性で終わることになるはずです。週明けの相場でこの点を確認することになるのでしょう。

(ポジション)
・【梁山泊】は、キャッシュ1割としていましたが、方針変更。元に戻して「警戒、キャッシュ2割確保。」
日経平均現物の25日線は21439円。先物夜間、CME先物いずれも21000円割れ水準。配当落ち分を考えても、日経現物の来週の相場はかなり下を見なければならないかも。
取り合えず、ポジション内部のうち、もっともダメージの大きな銘柄を処分。2割のキャッシュを確保することが先決。その後の段取りは、相場が下げ続けば場合、以下の通りとなります。

(1) 週明け寄り付き、まずキャッシュ2割確保。
(2) 下げ止まらなければキャッシュ3割確保。
(3)  50日線も危ぶまれれば、3割のキャッシュ全額を1357に投入してヘッジ。

ちなみに、50日線は21051円。ここを割ったら、資産を完全にヘッジする必要があるのと、持ち株すべて(1357以外)を処分しなければなりません。
この下げが一過性かどうか、それがポイントです。

・【巌流島】は、1570(日経レバレッジETF)の買い持ちのままフルポジションを維持。今週は6週線21338円、3週前の終値21025円の二つが、ドテン反対売買の要件になります。両方を割った時点で、1357(日経ダブルインバースETF)に乗り換えです。

※検証実験中の【梁山泊バスケット(逆張り)】は、TATERU(1435)を25日寄付で処分。残り4銘柄はリストアップしたまま。さらに今週は5銘柄が新たに25日寄付から追加です。北野建設(1866)、ADワークス(3520)、デリカフーズ(3392)、ネオス(3627)、東邦チタニウム(5727)。いずれも、検証実験なので、寄りがどのくらい安いかを見て買いに行くといったような裁量は用いません。あくまで機械的に寄付きで買い、検証します。

(個別)
相場急変ですから、これが一過性か、持続的な下落相場入りかは問わず、ここは現物株の買いはご法度です。
むしろ戦略方針に則っていくためには、キャッシュ比率の確保をまずしなければなりません。自身の保有銘柄のうち、もっともダメージの大きい銘柄をまず処分売り。(ここで一番利益の乗っている銘柄を売るという愚行をしてはいけません。)足りなければ、順次パフォーマンスの悪い銘柄から処分して行きましょう。ここで逆をやりますと、下落相場が持続した場合には、ポートフォリオがゴミためファンド化してしまいます。

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増田経済研究所
増田経済研究所が、今週の東京株式市場の動向を展望します。米国を中心とした国際情勢を踏まえ、誰が今、何を考え、我々個人投資家はいかに対応すべきなのか、分かりやすく解説します。
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