サンバイオ<4592>の暴落と資金管理

2019/02/01

1/29の大引け後から、市場の一部が大混乱になっています。それはマザーズ市場の、サイバイオ<4592>です。再生医療の分野の、医薬品会社らしいのですが、1/29の大引け後、研究中の医薬品の米国における臨床試験の結果を発表、市場の期待を裏切る形となり、当日のPTSからストップ安となり、1/30、31はほとんど出来高もできないまま、ストップ安張り付きとなりました。

 

この銘柄、昨年末の市場全体が暴落の大混乱にある中で、出来高の大幅な拡大を伴って3倍以上に上昇し、熱狂の相場が形成されていたようです。1/29終値の時点で時価総額が5800億円、マザーズ指数への寄与度が10%を超えるお化け株でしたので、その混乱も大変です。その様子を一部掲示板で確認していますが、混乱は一向に収まる様子はありません。

 

ストップ安と言うのは、大量の売り注文に対して、買い注文が極端に少ない状態になり、売りたくても売れない状態になります。この銘柄は、昨年11月以降、大量の出来高を形成していますので、相当な買い持ちが積み上がっており、信用買い残も膨大な量に積み上がっています。

 

それらの買いの投資家は、1/30のストップ安で、一日で自分の資産が25%無くなる様子を、何の手立てもできないままにただ眺めているだけしかできなくなります。それは大量の売り注文がこなされるまで、続いていくことでしょう。

 

現物株の投資家は、資金が減るだけですので、まだ最悪の事態は免れます。問題は信用取引を行っていた投資家であり、市場には資金管理が甘い投資家が多いことを想像すると、このストップ安により、追証などという甘いものではなく、借金が膨らむ投資家が出てくると思います。

 

それでも、逃げたくても逃げられない、損切りしたくても損切りできない、それがストップ安張り付きという事態なのです。

 

私は商品先物市場で腕を磨きましたので、よくこのストップ安、ストップ高を経験しました。だからこそ人一倍、資金管理やルールに厳密になりました。

 

しかし3か月で3倍、2年半で約19倍に上昇した熱狂相場の中では、そんなことを微塵も考えずに、酔いしれていた投資家も多いと思います。そんな熱狂の投資家たちの、大混乱がまだ続きそうな気配です。

 

資金管理や環境認識、自分の手がけている市場や銘柄を知ることは、本当に大切なことです。サンバイオ<4592>のチャートを確認して、市場の怖さを確認してください。市場は甘いものではありません。

 

投資家の命ともいえる資金を守る資金管理について本気で学びたい人は、私が書いた書籍「誰も教えてくれなかった 結果を出す株式投資理論」を読んで、手に入れてください。詳細に資金管理について書かれた本は、皆無といっていい状態です。

 

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