「儲けたい」と思って投資をすると失敗する

2018/08/17

投資を始めてから17年。縁あって投資を教えるようになって、なぜ投資家は損をするのだろうと、ずっと考えています。その1つに、「儲けたい」と思って投資をすると失敗する、という思いがあります。

 

誰しも投資を始めるにあたり「儲けたい」と思うと思いますが、その意識にもちょっとした違いがあります。最近では、投資を煽動するメディアは、「億り人」という呼び方で、「1億円儲ける」ことを煽ります。これらのメディアを見た人は、「投資で1億円儲けたい」と思うのです。

 

会社員の生涯賃金が、2億円だとすれば、確かに投資で1億円儲けることは魅力的に映ります。しかしこの時、どれだけの元本で、どれだけの時間をかけて1億円儲けるのかは、全く語られません。下手をすると、100万円の資金で、数年で1億円儲けるようなイメージさえあります。つまり数年で資金を100倍にする。これは普通不可能です。

 

投資とは、「資金を増やす」行為です。そこには厳然と元本が必要であり、無から有を作り出す錬金術ではありません。昔は、株式投資の入門セミナーなどで、「資金を守り、増やす」と当たり前に教えていました。

 

今ではすっかり使われなくなった、「利殖」という言葉も、よく登場していました。利殖とは、「資金をうまく運用し、利子や利益で増やす」こと。利子の延長のように、利益を並べています。株式投資では、配当に加えて、売買の利益ということになります。当然、利子や配当は、投下した元本に比例して大きくなります。

 

しかし今の投資家の多くは、自分の元本を無視して、「1億円儲けたい」と思っています。私なら、「1億円儲けたいなら、10億円用意してください。」と言います。10億円の運用で、10%の利益を上げれば、1億円の利益が手に入ります。しかし何度も言うように、「100万円を1億円に増やしたい」という意識の投資家が多いのです。

 

この意識が、その投資を失敗に導きます。なぜならこの試みには、どうしても無理があるからです。私はスクールで順を追って教えます。まずは資金を守り、1年経って1円でも増やせるようになること。それができるようになれば、次には1年で10%利益を上げられるようになること。そうやって少しずつ成長して、3年、5年、10年とかけて、資金を増やしていきます。その先には、人によっては、「億り人」への門も開かれます。

 

投資を行う以上、「儲けたい」という思いは全員共通ですが、その中身を、市場の実態に合わせてください。それが実態に合っていない願望になっていると、失敗してしまいます。

 

資金を守り、そして増やせるようになるためには、株式投資を基礎・基本から学ぶことが必要です。そんな着実な株式投資を学びたい人は、私が執筆した書籍「誰も教えてくれなかった 結果を出す株式投資理論」を読んで、株式投資の基本を手に入れてください。この基本は、すぐに実践できる知識や技術です。

 

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