株式投資で勝つために、知識や情報を詰め込めば良いというものではありません。
個人投資家は、投資で利益を上げるために、より多くの情報や知識を手に入れることが必要だと思い、いつも情報や知識を追い掛けています。しかし、利益につながっていなければ、それらは無駄になっている可能性があります。利益を上げるという目的と結果に正面から向き合い、必要なものだけを手に入れるようにしましょう。
【コラム】「あなたを縛る知識を手放す」
個人投資家は、投資を始めてから知識の習得に励む。無知な状態では利益を上げられず、自分の目的を達成できないので、投資の力として知識の習得を積み重ねる。しかし、何事もそうであるように、全てを知ることなどできない。知識の習得には終わりがなく、拡大を続ける作業であり、それはある一定のレベルまで必要である。
一方で、習得したとしても使うことのない知識もある。全ての知識を結集して1つの答えとしてのトレードを導き出すことなどできない。知り過ぎてしまうことで、身動きが取れなくなることもあるのだ。
あなたの両腕にたくさんの荷物=知識が溢れていると想像して欲しい。知識を拡大することは、塞がっている腕にさらに荷物を追加していることを意味する。果たして、あなたは身軽に動けるだろうか?あなたの腕が荷物で一杯になり、身動きが取れなくなっているとしたら、あなたの動きを妨げていた荷物をそっと手放して、置いてみよう。あなたは身軽に動けることに気づく。
毎日の投資の中で、身動きが取れなくなっていたら、荷物=知識を持ちすぎていないかを確認してみよう。何かを手放すことで、あなたが身軽に動けるなら、その知識を手放すことは利益へのきっかけになるかもしれない。知識を得ることを目的にするのではなく、利益を上げるための知識を身につけよう。

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