あなたが買ったら株価が下がり、売ったら上がった経験はありませんか?なぜそうなるのか、その理由とは?
なぜ投資家は失敗するのか?株式投資編
第4章 なぜ値が動いたのかが分からないから失敗する
4-1 値動きとは何か?
値動きとは、株価の動きです。それは、常に上昇と下落を繰り返しています。しかし、その値動きには一定の性質や法則、理由があります。しかし、多くの個人投資家は、それを学ぼうとするのではなく、単に方向性を予想し、当てようとします。未来のことを、理由もなく予想することなどできません。もしそれが株式投資であれば、それは投資ではなく、バクチです。
値動きとは、「上昇」か「下落」です。しかし単純に思える値動きは、非常に複雑なのです。例えば、「日経平均株価が100 円上昇した」と言うのは単純です。しかし、30 分で100 円上昇することと、1 週間たって100 円上昇することでは、まったく意味が異なります。同様に、30 分後に100 円上昇したとして、途中にどの程度の下落があったのかによっても、まったく事情は異なります。それが1 週間後の上昇であれば、なおさらです。つまり、多くの投資家は値動きに関して、2 点の価格の間にある直線的な動きを想像しますが、そこには時間という要素と、無数に存在する価格の連続(流れ)という要素が、複雑に絡んでいるのです。値動きとは、時間の変化とともに、絶えず上下動を続ける価格の動きのことなのです。
多くの個人投資家は、値動きを、直線的に捉えてしまいます。ところが、実際に投資を始めると、それが直線的ではないことに気付きます。さらに時間の経過という、考えもしなかった要素が絡んでくることで混乱します。そして判断を誤り、失敗するのです。値動きの性質や特徴、パターンを知ることは、時間の経過とともに多様に変化する価格の動きに対する対応の準備となるのです。
株式市場の値動きの、特徴と性質、その理由を知り利益を上げたい人は、私が書いた書籍「誰も教えてくれなかった 結果を出す株式投資理論」を読んで手に入れてください。値動きの特徴や理由をしらないままでは、いつまでもあなたが買ったら株価が下がり、売ったら上がるという現象が続くでしょう。

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