何を知れば株式投資で勝てるのか?
多くの個人投資家は、「株式投資で利益を上げる」方法を全く誤解しており、それゆえいつも的外れなものを追い掛けています。もしあなたが的確なものを追い掛け、手に入れているとすれば、あなたは既に利益を上げ始めていますが、そうではないはずです。その事実こそが、的外れなものを追い掛けているという何よりの証拠です。株式市場で利益を上げるために、何を知らなければならないのか?確かめてください。
「なぜ投資家は失敗するのか? 株式投資編」 1-2何を知らなければならないのか
この節では、前節で紹介した3 つの要素について、何を知らなければならないのかを紹介していきます。
◆市場に関して
市場とは、あなたが売買を行う対象であり、株価(企業・銘柄)と言い換えることができます。つまり、これから株式投資で利益を上げようとするのであれば、その売買対象である企業・銘柄の株価の価格変動について知らなければなりません。価格変動を知るためには、2つの分析手法を身に付け、株価の特徴や性質を知る必要があります。2 つの分析手法とは、「ファンダメンタル分析」と「テクニカル分析」です。
ファンダメンタル分析とは、価格変動に影響を及ぼす基礎的(ファンダメンタル)な要因を検討し、分析する手法です。テクニカル分析とは、価格変動を継時的な変化としてチャートと呼ばれるグラフに書き起こしたり、指数化したりするなどして、過去のパターンや特徴を分析し、将来的な価格変動を予測する手法です。
◆売買方法に関して
株式投資とは、株の売買です。では、実際に売買を行う際に、いつに注文を出せばよいのでしょうか。また、エントリー注文の形態として、主に、「成り行き」「指値」「逆指値」の3 種類が存在しますが、それぞれの違いや使い方とは、どのようなものでしょうか。
利益を上げるトレーダーたちは、自分の戦略や戦術に合わせて、意味のある、より有利な売買方法を決めています。しかし、初心者の投資家は、わけも分からず、見よう見まねで我流の売買を繰り返します。これでは、利益が上がるわけがありません。自分の戦略や戦術を決めて、その上で最適な売買方法を知り、実践することが必要なのです。
◆自分自身を知る
「自分自身を知る」と言うと哲学的に聞こえるかもしれませんが、株式投資においても非常に重要です。なぜなら、売買を行うのは他ならぬあなた自身だからです。価格変動の分析に、ファンダメンタル分析を採用するのか、テクニカル分析を採用するのか、決めるのはあなたです。同じように、売買注文を出すときに、「成り行き」で注文するのか、「指値」で注文するのかを決めるのもあなたです。そして、あなたが決めた行動により、利益が上がるか、損をするかが決まります。つまり、あなたの決断と行動が、結果を導き出すのです。このことに気付くと、株式投資を行うにあたり、自分自身の行動や決断、気持ちの変化など、「あなた自身を知らなければならない」ということが理解できるのではないでしょうか。
国内の多くの投資家は、全くの誤解や勘違いの中で株式投資を行っており、だからこそ8割とも9割とも言われる投資家が、損をし続けます。誤解や勘違いから抜け出し、本物の株式投資を学びたい人は、私が書いた書籍「誰も教えてくれなかった 結果を出す株式投資理論」を読んで、手に入れてください。ここからあなたの利益が始まります。

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