この暴落は3月末配当確定の銘柄を買う、絶好のチャンスかもしれません。3月末配当確定の高配当銘柄から、注目の2銘柄を解説します。
新型コロナウイルスの感染拡大が、世界の金融市場に重くのしかかり、株価が暴落する中で、配当利回りは上昇しており、今後の株価回復局面では絶好のチャンスになる可能性も秘めています。3月末に決算期を迎える225銘柄の中から、配当利回りが高い銘柄で、注目の2銘柄を解説します。
長谷工<1808> 日足チャート
長谷工<1808>は、1/23に直近高値をつけた後、2~3月にかけて急落しました。3/13安値1085円は、前回2019/8/15安値1,070円切り下げには至らず、安値切り上げの可能性を残しています。3/13は出来高の急増を伴って大きく下落しており、市場参加者の投げ売りによる、オーバーシュートが発生している可能性があります。
長谷工<1808> 月足チャート
月足を確認すると、2009年2月安値からスタートした長期アップトレンドは、2015年8月高値から中段での保ち合いを形成しており、将来的に同保ち合い上放れを完成すれば、再び長期アップトレンドを形成する可能性があります。その意味では、3/13安値1,085円切り上げの上昇が続けば、高配当をゲットしながら長期の株価上昇が期待できる注目のポイントです。
三菱商事<8058> 日足チャート
三菱商事<8058>は、昨年11月から今年2月にかけて保ち合いを形成、この保ち合いを下放れる形で、先週にかけて暴落しています。特にこの銘柄も、3/13に出来高の急増を伴って下げ幅を拡大しており、市場参加者の投げ売りによるオーバーシュートが発生している可能性があります。
三菱商事<8058> 月足チャート
月足を確認すると、2008年11月安値から長期アップトレンドを形成しており、3個の約4年サイクルが形成されていることが分かります。今月は、2016年2月安値から49か月目にあたり、この約4年サイクルの終了の時間帯を迎えています。今後、日足安値切り上げの上昇を開始すれば、そこで長期約4年サイクルを修了し、新しい4年サイクルがスタートする可能性があり、注目の時間帯です。高配当銘柄の長期保有戦略を採用する投資家にとっては、絶好の買い仕込みのチャンスかもしれません。
市場が暴落をしようと、暴騰をしようと、利益を決定づけるのは、投資戦略の決定とそれに合った売買ルールです。市場が暴落し、パニックになり、損失を拡大するのは、投資戦略と売買ルールを持たない大衆です。そこから抜け出すためには、私が書いた書籍「誰も教えてくれなかった 結果を出す株式投資理論」を読んで、投資戦略と売買ルールを手に入れてください。

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