2月末確定の高配当銘柄で、中長期上昇が期待できる3銘柄を解説!
2月末は小売業の銘柄を中心に、決算期を迎える企業が多いです。その中から高配当(今期予想配当利回り(2/6時点)が3%以上)で、今後中長期で上昇が期待できる銘柄の買いポイントについて解説します。
和田興産<8931>は、2019年8月29日安値724円から上昇を開始、市場全体が新型コロナウイルスの感染拡大で下落調整を形成する中で、直近高値を切り上げる堅調な上昇を形成しています。
和田興産<8931> 日足チャート
月足を確認すると、2018年1月高値1160.0円からの長期下落調整が終了し、再び中長期アップトレンド形成を試す上昇を開始した可能性があり注目です。日足でアップトレンド継続が確認できるポイントは、中長期上昇を狙い買い配当をゲットしながら中長期保有に向けた買いのチャンスになるかもしれません。なお、今期の予想配当利回りは3.61%(2/6時点)です。
和田興産<8931> 月足チャート
エコートレーディング<7427>は、2019年9月5日512円から上昇を開始、順調に日足安値・高値切り上げを続ける中期アップトレンドを形成中です。
エコートレーディング<7427> 日足チャート
月足を確認すると、上記の安値が2003年3月安値493円以来の17年間の最安値圏に位置していることが分かり、今後上昇が続けば同安値は長期の転換点になる可能性があります。このコラムを書いている2月6日時点で1月中旬以降の直近高値圏での保ち合いを形成しており、同保ち合い上放れからアップトレンド再開の可能性があり注目です。
エコートレーディング<7427> 月足チャート
中本パックス<7811>は、2019年9月9日安値1380.0円から上昇を開始、上記エコトレーディング<7427>と同様に、日足安値・高値を切り上げる中期アップトレンドを形成しています。なお、今期の予想配当利回りは3.46%(2/6時点)です。
中本パックス<7811> 日足チャート
月足を確認すると、2016年3月の上場後、長期の上昇とそれに対応する下落調整を終え、2度目の長期上昇を開始した可能性があります。1月中旬から下落調整を見せているものの、下落幅と日柄は限定されたものとなっており、前回1月高値を切り上げれば上昇再開から中長期上昇の可能性があり注目です。
中本パックス<7811> 月足チャート
これら3銘柄はともに、2月末決算は増収・増益の予想であり、来期さらなる増益予想が出れば、長期上昇を後押しする材料となりこちらも注目です。なお、今期の予想配当利回りは3.36%(2/6時点)です。
高配当銘柄を長期保有し、長期の配当と大幅上昇による売買利益の両方を手に入れるためには、長期アップトレンドを利用した長期トレンドフォロー戦略が有効です。私が書いた書籍「誰も教えてくれなかった 結果を出す株式投資理論」の中にその戦略の実践方法を書いています。この本を読んで、長期トレンドフォロー戦略を学び、利益を大きく伸ばし、長く高配当を手に入れてください。

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