ダイヤHD<6699>は8倍の上昇、アルー<7043>は3倍の上昇。株価の急騰と決算発表の関係。
国内個別銘柄の第3四半期決算発表が一巡し、好決算銘柄が急激に買い進まれて急騰しています。この中から、ダイヤHD<6699>とアルー<7043>を取り上げて解説します。
ダイヤHD<6699>は昨年9月8日安値518円から上昇を開始、出来高の増加を伴いながら安値・高値を切り上げ、アップトレンドを形成し始めました。2月12日大引け後に21年3月期第3四半期決算を発表、通期の連結経常利益を従来予想の13倍に上方修正、前年同期比7倍へ増益見通しとなりました。
決算発表日翌日はからストップ高を連続、2月22日高値4,295円まで9月8日安値518円から8.3倍の急騰を見せています。
ダイヤHD<6699> 日足チャート
チャート出所:「株の達人」
アルー<7043>は昨年12月28日安値578円から上昇を開始、上記ダイヤHD<6699>と同様に出来高の増加を伴い安値・高値を切り上げ、アップトレンドを形成し始めました。1月21日大引け後に、20年12月期の連結経常利益を上方修正、赤字幅が縮小する見通しとなりました。この発表を受けて翌日はストップ高、その後も一方的な上昇を続けます。
2月12日大引け後に20年12月期の決算発表、21年12月期の連結経常利益を2.2億円の黒字転換と発表、2期ぶりの過去最高益を更新する見通しとなりました。同時に今期の2期ぶりの復配方針も発表、株価上昇の勢いは加速し、2月22日高値1,808円まで12月28日安値578円から3.1倍の急騰を見せています。
アルー<7043> 日足チャート
チャート出所:「株の達人」
いずれの銘柄も、底入れから順調に上昇を続けてきたところに、決算発表で好材料が入り、株価の上昇が加速した形です。株価は業績に先行すると言われますが、詳細に分析を続けると、業績の改善と株価の上昇には少なくない相関があります。これらを読み取り未来の急騰銘柄を買うには、業績の継続的で体系的な確認と検証が必要です。

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