借金について考える

こんにちは、石田です。

 

今日は「借金について考える」というお話です。

今現在、私個人も私の会社も借金は1円もありません。

21歳で起業して、これまでいろいろと事業をしていましたので昔から全く無かったわけではなく、「誰の世話にもならずに(他人の影響を受けずに)どんな選択でもできる人生を送りたい」と考え始めた頃から時間をかけて準備してゼロにしました。

自由に生きていきたいのに借金があると少なからず「足かせ」になります。

その支払いのことを考えて「受けたくない仕事を受けなければならない状態」になるんですよね。

 

仕事に限らずですが、生き方そのものが「イヤなものをイヤと言えない、やりたくないことをやらないと言えなくなる」ということです。

細かいもの含め完全にゼロにするわけですから、時間もかかりましたし、いろいろと辛抱もしましたが、今となっては「(支払い関連で)何のストレスも感じない人生を送れている」ので、良かったと思っています。

 

この生活になってかなり長いですが、その後は不動産や車など比較的高額なものを買うのも借金はせずすべて「現金」です。

あ、念のため一応言っておきますが、「全部現金で大金持ち」とかいうわけではないです、ただ単に「自分の予算で買えるものしか買わないだけ」です。

どんなに「いいなぁ~」と思う物件があったとしても借金までしてそこに踏み込むことはありません。

というのも私の場合、メインの収入源が「サラリー」ではなく「コントロールの利かない不確実なマーケットから」なので「上がってほしい場面で上がらないことは普通にある」のです。

 

特に賃貸用物件に関しては借金で買うと

・入居がないと焦る
・金融機関への支払いが気になる
・不利な条件を受けざるを得なくなる

ので、「私の生き方を維持するため」には「現金買い」が良いと思っています。

私は今の状態がとても心地よいので「今後も借金をするつもりはない」のですが、これはあくまでも「私の生き方の場合」であって、借金そのものを否定しているわけではありません。

私個人の解釈ですが、借金には「良い借金」と「悪い借金」があり、むしろ「良い借金はどんどんすべき」だと思っています。

 

良い借金とは「自分に利益をもたらしてくれる借金」です。

簡単に言うと「借金の利息を払っても、それの投資対象がもたらす利益のほうが大きい場合が良い借金」ということです。

例えば、お勤めしていることで私なんかより金融機関からの借り入れは難しくないはずです。

その好条件を活かして「価値が上がる土地を買う(値上がり利益が利息を上回る)」のは良い借金ですよね。

 

逆に悪い借金は「借金そのものや利息の方がもたらされる利益よりも大きい場合」です。

誰も興味がない対象(後に売却不可)を自分自身が欲しいという感情だけで借金までして購入すれば「自分の価値観が変わった場面で負債確定」です。

「その間が楽しかったからそれで良いんだ!」と割り切れればよいですが、後々自分の人間関係(家族等)にまで金銭的負担がかからないよう注意してください。

「自分が払うからそれでいいだろ」という問題ではありません。

そのお金があれば、「人間関係にもっと幸せを提供できていたはず」なので、そこまで考えてもらえると嬉しいです。

 

個人の家を買う時も気を付けてください。

家を豪華にすると目先数年は幸せを感じられるかもしれません。

しかし、土地の値上がり率を超えて「値下がるほど建物にお金をかけすぎる」と、土地の価値はよほどのことがないと無くなりませんが、「建物そのものは経年でどんどん価値が下がり続ける」ので、「もたらされる利益(満たされる価値観含む)もどんどん下がり」最終的に悪い借金に代わる可能性があります。

そのような理由から世界のお金持ちの方たちは「投資用不動産は買うが、自分の家は買わない(賃貸で十分)」という方がとても多いです。

 

もちろん、サラリーなどのような「その負債を上回る安定した別の収入源がある」且つ「負債によって得られる幸福度がプライスレス」という場合は、価値観優先で構わないと思いますので、そのあたりは個人の判断となります。

あくまでも私の個人的な考えを書かせてもらっただけなので、人によって解釈が違うことは承知しています。

ただ、自分の中で定義した「良い借金と悪い借金」を意識しておくことは普通に良いことだと思います。

もし、「どんな選択でもできる自由人投資家を目指す!」のであれば・・・。

しっかりと準備して「無借金が理想」ではありますが。

 

それではまた!

 


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