ニトリホールディングス<9843>は微妙な値位置で決算発表を迎えます

2018/12/14

ニトリホールディングス<9843>の第3四半期決算の発表が12月27日に予定されています。会社が公表している今期の業績は下記のようになっています。

 

<会社予想> 2019年2月期

売上高 6,140億円(前年比 7.3%増)営業利益 990億円(前年比 6.0%増)

 

一方、ニトリを担当する11名のアナリストは営業利益が会社予想を上回るポジティブな決算を予想しています。短期的には円安による輸入価格上昇や積極出店を進めている中国のスローダウンの懸念はあるものの、長期成長の評価は変わらないという見方が多くなっています。このため11名中6名が「強気」レーティングを付与しています。

 

 

<アナリスト予想> 2019年2月期

売上高 6,100億円(前年比 6.8%増)営業利益 1,023億円(前年比 9.6%増)

 

次にテクニカル面からの、今後の値動きと業績発表の影響について検討してみます。

 

ニトリホールディングス<9843> 日足チャート

1214ニトリ日足

 

 

ニトリホールディングス<9843>の日足チャートを見ると、6月19日高値19,850円から下落を開始、日足ではダウントレンドが形成されていることが分かります。ニトリホールディングスは2018年2月期まで31期連続の増収増益を達成し、2019年2月期も増収増益が見込まれていますが、この環境下で株価が下落を始めたことには注意が必要です。

 

ニトリホールディングス<9843> 月足チャート

1214ニトリ月足

 

 

ニトリホールディングス<9843>の月足を見ると、過去15年以上にわたり上場来高値の更新を続けてきましたが、本年6月高値から下落調整に入っており、この下落がどこまで伸びるかが注目されます。

 

今回12月27日の決算発表後に、価格が10月26日安値13,820円切り上げを維持したままで上昇確認となれば、同安値で下落調整を終了し、再び上昇に転じる可能性があります。逆に、同安値を切り上げるような下落が確認されれば、さらに下落調整が長く深くなる、そんな分岐点で迎える決算発表と言えます。

 

企業の業績の拡大は株価を上昇させ、業績の悪化は株価の下落に働きます。この変化のタイミングは、必ずしも一致するものではなく、「株価が業績に先行する」と言われます。その意味では、企業業績だけを頼りに株の売買を行うのではなく、チャートから値動きを確認し、業績の変化と照らし合わせて売買タイミングを計ることが必要です。

 

そんなチャートの読み方と、売買タイミングの計り方を学びたい人は、私が書いた書籍「誰も教えてくれなかった 結果を出す株式投資理論」を読んで、その技を身に着けてください。この技を身に着ければ、決算発表がさらにあなたの利益に結び付くでしょう。

 

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この記事を書いている人

松下 誠
投資家を育てる専門家。これまで累計3万人に本物の投資を教育してきた。
セミナー講師として登壇した回数は過去200回以上。参加者は「とてもわかりやすい」「今まで誰も教えてくれなかった理論を教えてくれる」「甘い自分を律してくれる」とセミナーは毎回好評を評している。

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