減収減益の環境下でも松井証券<8628>はアップトレンド形成、その理由が分かりますか?
私(松下誠)の投資アドバイスで、松井証券<8628>とダイキン<6367>が利食いとなりました。
松井証券<8628>はサイクルトレードで、2017年10月30日に950円で買い推奨、途中に段階的な利食いを入れながら、目先の下落調整が始まったと考え、9月3日1169円で利食いとしました。
松井証券<8628>の利食い 日足
サイクルトレードは、中長期保有の買い戦略であり、途中に3月決算の高配当をゲットして、308日の保有で23%の株価上昇での利食いとなりました。
松井証券<8628>は減収減益の厳しい環境下でしたが、中長期サイクルのスタートに合わせて、プライマリーサイクルスタートのポイントでうまく逆張りがはまりました。中期のアップトレンドに乗った、会心のサイクルトレードでした。
ダイキン<6367>は保ち合いブレイクアウトで、8月27日13,800円で買い推奨、買い直後から含み利益を拡大、安全な利食いを優先し、9月3日始値14000円で利食いとしました。
ダイキン<6367>の利食い 日足
保ち合いブレイクアウトは、保ち合い上放れ後の瞬間的な上昇を狙う戦略であり、効果的に上放れ後の上昇をゲットできました。保有日数はわずか7日、エントリーからエグジットまで、1週間で完結する短期売買となりました。
セコム<9735>は保ち合いブレイクアウトで、8月15日に8701円で買い推奨、途中半分の買いポジションの利食いを行った後、今週トレンドが弱くなったことを確認し、9月6日始値9007円で利食いとしました。
セコム<9735>の利食い 日足
きれいに保ち合いブレイクアウトの上昇を、利益としてゲットでき、こちらも会心の短期ブレイクアウトトレードとなりました。
株式投資とは、このようにして明確なターゲットとそれに合わせた戦略やルールを駆使して、計画的に行われるものです。多くの個人投資家は、このよう前提や考え方を知らず、いつも予想と願望の売買に終始しており、これでは株式投資で勝てるはずはありません。利益を上げるために投資を行うのであれば、利益を上げる真実の投資に早く気づき、学んで欲しいと思います。真実の株式投資を知り、学び、身に着けたい人は、私が書いた書籍「誰も教えてくれなかった 結果を出す株式投資理論」を読んで手に入れてください。

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