利食いを生かすも殺すも○○○次第
株式投資を行う個人投資家は、上昇の可能性がある銘柄や、買いのタイミング、利益確定の方法など、利益を連想させる話が大好きです。その証拠に、「これから上がる銘柄10選」、「日経平均株価は3万円の大台へ」、「勝率99%の○○投資法」といったコラムや商材は、非常に反応が良いです。それを知っている業者や著者は、好んでそのようなコラムを書き、商材を作ります。
しかし、これでは儲かりません。決定的な要素が欠落しているからです。この欠落している要素こそ、利食いを生かしも殺しもする決定的な要因です。
それは、「サイズ」です。サイズとは、売買を行う株数。例えば、利食いを9回連続で行って、その売買がいずれも1000株の売買で、10回目にたった1回だけ損切りして、その損切りの売買が2万株の売買だったら、どうなるでしょうか?
このシミュレーションには、それぞれの株価という条件が必要ですが、伝えたいことは、利食いと損切りの売買サイズのバランスです。売買サイズは、買付額に直結しますので、買付額のバランスと言い換えることもできます。9回の利食いの合計の買付額が900万円で、1回の損失の買付額が2千万円だったとしたら、利益を上げるのは難しそうです。勝率90%なのに損をするかもしれません。
日本の投資を取り巻く環境や概念の中に、ほとんど売買サイズが登場することはありません。事実、あなたも売買サイズのことを詳細に書いたコラムや投資商材など、見たことがないはずです。しかし利益を上げている投資家は、売買サイズに最新の注意を払い、コントロールしています。なぜならこれは資金管理に直結するからです。
あなたは、儲かる売買手法や、勝率を高める技術、これから上がる銘柄の情報が大好きだと思います。それらの力を最大限に発揮するには、適切な売買サイズを知り、実践することが必要です。早くそれに気づいて、売買サイズを自分のものにしてください。松下誠は14年前から売買サイズについて教え、今も教え続けています。
本コラムの解説は、アイフィス・インベストメント・マネジメント株式会社が提供する投資助言サービス「セーフリッチ株プログラム」で行われた投資助言に沿ってお届けしています。このプログラムに参加することで、銘柄の選定、エントリータイミングの指示、エグジットタイミングの指示を受け取ることができます。
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また、この投資助言サービスの基礎となる利食いの技術や考え方は、私の書籍「誰も教えてくれなかった 結果を出す株式投資理論」でお伝えしています。この書籍では、12年以上個人投資家を育成してきた経験に基づき、株式投資で利益を上げるために必要な知識・技術を公開しています。個人投資家にとって、生涯使える株式投資の教科書になるように執筆しましたので、ぜひ、こちらから書籍を手に入れてください。
この記事を書いている人

投資家を育てる専門家。これまで累計3万人に本物の投資を教育してきた。
セミナー講師として登壇した回数は過去200回以上。参加者は「とてもわかりやすい」「今まで誰も教えてくれなかった理論を教えてくれる」「甘い自分を律してくれる」とセミナーは毎回好評を評している。

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