米大統領予備選挙、本日開始

2016/02/01
  1. 本日より6月にかけて全米各州で大統領予備選挙が実施され、7月に大統領候補が決まります。
  2. 序盤戦が勢いを見る上で非常に重要です。スーパーチューズデー(31日)でほぼ大勢が決します。
  3. 民主党はクリントン、サンダース両氏の一騎打ち、共和党はトランプ氏優位ながらバラつきがあります。

「序盤州」の結果が全体に影響する傾向

本日、アイオワ州の党員集会を皮切りに、民主、共和両党の米大統領予備選が始まります。2月中は、ニューハンプシャー、ネバダ、サウスカロライナの計4州で、党員集会または予備選挙が実施されます。これらは「序盤州(early state)」と呼ばれ、候補者の勢いを知るうえで重要です。

ちなみに、大統領候補に指名された者は、序盤2州のどちらかで勝利する傾向があります。また、共和党候補にとっては、民主党が伝統的に強いとされる南部諸州で最初の予備選挙であるサウスカロライナ州の結果も重要です。そして3月1日のスーパーチューズデーでほぼ大勢が決します。

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民主党は依然クリントン氏優勢、共和党は依然波乱含み

民主、共和各党の候補者への支持率ですが、民主党はクリントン氏と、最近急速に支持を伸ばしてきたサンダース氏(民主党左派)の一騎打ちの様相です。共和党は過激な発言が注目されるトランプ氏がリードしていますが、まだ支持にバラつきが見られ、依然として波乱含みです。

各党の候補が決まった際の投票態度については、昨年は民主党が共和党をリードしていましたが、最近は徐々に接近しています。下表はCNNによる調査で、メディアによっても違いがありますが、両党とも予断を許さない状況です。

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