アムンディ・ヨーロッパ通信~ジムがダメなら家で運動<急増する運動器具の輸入>

2020/11/13

 

スポーツ施設閉鎖の捌け口

新型コロナウイルスが蔓延する中で、世界各国は様々な形で経済活動を制限しました。このため、世界の貿易も、一時的に大きな下押し圧力を受けました。しかし一方で、貿易される商品の内容にも変化が生じています。その一つに運動器具があります。欧州各国で厳しいロックダウン(都市封鎖)が実施され、体育館、ジムなど、多くのスポーツ施設の利用ができなくなりました。利用者はその対策として家で運動するようになり、運動器具が人気を博しました。

夏場以降、輸入急拡大

3~4月は、人の移動が最も厳しく制限され、貿易自体も減少を余儀なくされました。運動器具も例外ではなく、3~4月合計の輸入額は前年比-20%と大きく落ち込みました。しかし、6~7月は急拡大し、合計は前年比+43%となりました。輸入減少の反動という見方もできますが、3~7月通算で見ると前年比+5.9%と、1~2月合計は同-2.1%と低迷していたのと比べて反動以上の動きがあったと言えます。輸入先は中国が全体の73%と圧倒的に多く、世界の有力メーカーの生産拠点になっていると見られます。

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