アムンディ・ヨーロッパ通信~少し気になる信頼感指数の動き

2020/08/07

 

7月は消費者信頼感指数が低下

7月30日、消費者および主要業種別の7月の信頼感指数が発表されました。鉱工業とサービス業は前月比上昇した一方、建設業と消費者は小幅ながら低下しました。欧州各国は5月半ば頃からロックダウン(都市封鎖)を緩和し始め、経済活動再開の度合いを徐々に高めています。その結果として、消費者や企業の景況感は、大きく落ち込んだ4、5月以降、基本的には改善方向あります。しかし、ここにきて消費者信頼感指数が伸び悩んだことは、少々気になるところです。

完全に戻らない活動水準が足かせ

ソーシャル・ディスタンスを維持する必要上、活動の水準が「コロナ前」に戻ることは、中長期的にも難しいのが現状と思われます。したがって、雇用や所得水準も同様に完全に元には戻らず、需要はその分そがれることになります。その兆しが今回の信頼感に表れているならば、今後の景気回復ペースが少し気になります。これは、世界のどこでも同じだと思います。経済をどこまで「コロナ前」に近づけられるかが、景気回復持続へのカギと考えます。

アムンディ・マーケットレポートはこちら

http://www.amundi.co.jp/report/list.html

アムンディ・ジャパン株式会社
アムンディ マーケット・レポート   アムンディ・ジャパン株式会社
グローバル経済、金融政策、マーケットなどの動向、展望を、投資家の皆様に向けてタイムリーに分かりやすく解説します。本体であるアムンディ・パリからの経済、市場等の見通しも随時ご紹介します。
当資料は、アムンディ・ジャパン株式会社(以下、弊社)が投資家の皆さまに情報提供を行う目的で作成したものであり、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。当資料は法令に基づく開示資料ではありません。当資料の作成にあたり、弊社は情報の正確性等について細心の注意を払っておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。当資料に記載した弊社の見通し、予測、予想意見等(以下、見通し等)は、当資料作成日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。また当資料に記載した弊社の見通し等は将来の景気や株価等の動きを保証するものではありません。

アムンディ・ジャパン株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第350号
加入協会:一般社団法人 投資信託協会/一般社団法人 日本投資顧問業協会/日本証券業協会/一般社団法人 第二種金融商品取引業協会

このページのトップへ