中本パックス(7811)収益構造の転換

2026/06/29


コーティング・ラミネート加工を強みとする高機能パッケージメーカーである中本パックスは、食品関連を安定的な収益基盤としながら、IT・工業材関連、環境対応包材、二次電池関連部材など高付加価値分野への展開を通じて、収益構造の転換局面に入りつつある。食品関連では、乳製品、水産加工品、冷凍食品向け包材など生活必需品に近い需要を背景に底堅い収益を確保する一方、半導体、電子部品、モバイル機器向け高機能フィルムなどIT・工業材関連の拡大が営業利益率を押し上げる構図が明確になりつつあり、売上高と各利益段階で2年連続して過去最高を更新している。また、環境対応・省人化分野の展開により食品関連でも高付加価値化が進んでいることに加え、将来の二次電池関連分野の立ち上がりも含めて、収益性の向上と持続的な成長を目指す方針である。二次電池関連分野は本格的な収益化までに一定の時間を要する一方、中長期的には同社としての成長期待を大きく押し広げる可能性を有している。原材料価格の動向には留意が必要であり、短期的には収益面への影響が発生する可能性があるものの、同社は環境対応包材の開発、薄肉化、紙化、水性化などを通じて、外部環境の変化による影響を最小限に抑える方針を打ち出している。

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