大阪工機(3173・JASDAQ スタンダード)

2012/07/17

切削工具に特化した専門商社、国内外で拡販余地あり
ベーシックレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ  高田 悟

品揃え、提案力、直販と卸の2つの販売形態に強み
2012年3月に上場した切削工具の専門商社。売上の7 割が切削工具。 切削工具は工作機械の先端に装着され、金属表面に溝や穴を入れたりあけたりする加工に使われる。工具選びが加工速度や精度に大きく影 響するため、生産性に直結する重要な部材である。当社は世界シェアの6割をカバーする国内外の有力メーカー の商材を取り扱う他、国内にはない商材を 発掘し自社ブランド「Cominix」として販売 する。豊富な品揃えに加え、顧客の生産性 向上に寄与する高い提案力、直販と卸の 販売ルート2つを持つ強みを活かし、成熟する市場で着実にシェアを伸ばしてきた。

13/3期は前期に続き過去最高営業利益更新の見込み
12/3期は自動車業界を中心とした震災復興需要による主力切削工具の好調、中国子会社成長などにより前期から連続の増収。増収効果に加え、収益性の高い耐摩工具でも復興需要があったこと等による粗利益率の改善により大幅増益、営業利益は過去最高となった。13/3期は 復興需要が一巡するものの、当社では自動車業界の好調持続や戦略地 域(中部・関東・東北地方)でシェア向上を図ることにより、主力切削 工具で大幅増収を計画。加えて、製罐業界向け中心の耐摩工具の堅調 により、海外拠点拡充に伴う先行費用を吸収し、営業利益は連続で過去最高更新での着地を見込み、前期から増配を予想。

中期的には切削工具の国内拡販と海外伸長に期待
2011年2月に北関東にロジスティクスセンターを開設。国内切削工具市場は成熟しているが、これまで手薄であった地域で展開力を高め 攻勢をかけることによりシェア拡大が期待される。また、顧客の海外進出に伴い需要が拡大するアジア地域でネットワークを拡充。先行費用が嵩み海外事業は足下赤字だが15/3期には黒字化の見通し。中期的には切削工具の国内拡販と海外伸長が業績拡大の牽引役となろう。

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