いちご<2337>潤沢な含み益の実現により利益成長が続こう

2018/11/09

潤沢な含み益の実現により利益成長が続こう
アップデートレポート
(株)アイフィスジャパン   堀部  吉胤

通期会社業績予想の達成確度は高いだろう
19/2 期2Q 累計(3-8 月)決算は、売上高260 億円(前年同期比21.9%減)、営業利益95.8 億円(同27.6%減)。前年同期の港区のオフィスビル売却益73.5 億円の反動により大幅減収減益。通期会社営業利益予想250 億円に対しても進捗率は38%と低いが、物件売却のタイミングによるもので計画通りとしている。金融機関の不動産融資の一部厳格化により物件売却が遅れているわけではない。10 月にはホテル4 物件の外部売却により約43 億円の売却粗利を計上予定と発表されており、物件売却は順調に進捗しているもよう。3Q 累計(3-11 月)の営業利益は通期会社予想に対しインラインとなるだろう。通期会社業績予想は期初から変更されていない。達成確度は高いだろう。物件の取得競争は引続き厳しいが、500 億円程度の仕入れに目途を付けている。

昨年に続き自社株買いを実施
保有不動産の鑑定評価上の含み益は8 月末で約464 億円。ここ3 年半の平均では鑑定評価上の含み益の約2.3 倍の実現益を計上しており、実勢では1,000 億円程度の含み益があるとみられる。これに加えてメガソーラーにも大きな含み益がある。系列REIT やインフラファンドのPO が難しい場合でも適宜、外部売却を行うことで中期的な利益成長が見込めよう。
10 月18 日には30 億円、900 万株を上限とする自社株買いを発表。昨年も2 度、合計約30 億円の自社株買いを実施している。株主価値の根幹はEPS との考えのもと、物件取得環境の厳しさや株価の大幅下落などを総合的に勘案し、自社株買い実施に至ったとみられる。

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