サムティ<3244>財務基盤の強化を図りながら積極投資を継続方針

2018/10/31

財務基盤の強化を図りながら積極投資を継続方針

アップデートレポート
(株) アイフィスジャパン  堀部  吉胤

最大の懸案物件だったピエリ守山を売却へ
18/11 期3Q 累計(12-8 月)決算は、売上高619 億円(前年同期比45.2%増)、営業利益101 億円(同43.9%増)。開発流動化物件の売却が好調で大幅増収増益。3Q(6-8 月)には開発案件の大型ホテル「エスペリアホテル博多」の売却益にぶつける格好で再生案件の大型商業施設「ピエリ守山」に関する棚卸資産評価損42.7 億を売上原価に計上。売却候補先の提示購入価格まで簿価を切下げた。売却確度は高いようであり、最大の懸案物件の処理に目途を付けた。19/11 期に予定していた「エスペリアホテル博多」など非常に好採算の開発物件の売却が一部前倒しになったことを主因に「ピエリ守山」の評価損を跳ね返し、通期会社業績予想は8 月29 日に下表のように営業利益で20 億円上方修正されている。通期の各段階利益は修正予想線で着地するとみる。

ライツ・オファリングで約148 億円を調達見込み
9 月18 日にライツ・オファリングの実施を発表。最大資金調達金額は約148 億円で、発行済株式数は約1.5 倍となる見込み。一部コミットメント型で新株予約権は全て権利行使される可能性がかなり高く、18/11 期末までに完了する予定。公募増資ではなく、かかる大型エクイティファイナンスに踏み切ったのは、将来の不動産マーケットの調整に備え財務基盤を強化しながらも、調整局面があればむしろ投資のチャンスとするため。ライツ・オファリングの発表と同時に3 ヶ年の新中期経営計画を発表。注力中のホテル開発に加え、中規模オフィスの開発にも乗り出すなどし、3 年間で約3,000 億円を投資する計画で、21/3期の営業利益200 億円を目指す。

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