ファーマライズホールディングス<2796>1Q 赤字転落も想定内、予想据え置く

2018/10/23

1Q 赤字転落も想定内、予想据え置く
リサーチノート
(株)QUICK 真下  弘司

診療報酬・薬価改定の影響で1Q は営業赤字
19/5 期1Q の連結業績は、売上高が前年同期比5%減の129 億円、営業損益は12 百万円の損失(前年同期は1.5 億円の利益)となった。18 年4 月の診療報酬および薬価改定の影響で調剤薬局事業の採算が悪化、営業赤字を余儀なくされた。
セグメント別にみると調剤薬局事業は売上高が同7%減の101 億円、セグメント利益(全社費用等控除前営業利益)は同81%減の54 百万円。引き続き地域医療(在宅医療・施設調剤)の実施や後発医薬品推進などかかりつけ薬局となるための取り組みを実施したが、診療報酬・薬価改定の影響で大幅な減益。18 年8月末現在の調剤薬局店舗数は、18 年5 月末比2 店舗増加、2 店舗減少の255 店舗。物販事業は売上高が同2%減の24 億円、セグメント損益は38 百万円の損失(前年同期は68 百万円の損失)。コンビニエンスストアおよびドラッグストアが依然採算改善の途上にあるが、損失幅は縮小。医学資料保管・管理事業の売上高は同5%減の1.7 億円、セグメント利益は同23%減の23 百万円、医療モール経営事業の売上高は同横ばいの1.3 億円、セグメント利益は同24%減の24 百万円だった。

会社計画・当研究所予想とも変更なし
19/5 期の連結業績に関して会社側は、売上高が前期比4%減の525 億円、営業利益は同66%減の4.0 億円を計画。期初公表の計画を据え置いた。前期までに実施した収益改善策の成果等から物販事業の収益は改善(損失幅が縮小)する見通しだが、18 年4 月の診療報酬・薬価改定の影響で調剤薬局事業の業績が悪化、連結ベースでも減収・減益の見通し。
QUICK 企業価値研究所予想の19/5 期の連結業績は、売上高が前期比3%減の528 億円、営業利益は同63%減の4.4 億円。1Q の業績は概ね想定どおり推移しており前回予想を据え置く。低採算・重複店舗の閉局・閉店による収益性の向上を見込み会社計画を若干上回る水準を予想する。
続く20/5 期は、売上高が前期比3%増の544 億円、営業利益は同2.0 倍の8.8 億円を予想。診療報酬・薬価改定の影響が一巡、かかりつけ薬局化の推進等による着実な技術料獲得を見込み増収・増益を予想する。

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