和田興産<8931>今期に続き来期も微増益を確保しよう

2018/09/19

今期に続き来期も微増益を確保しよう
ベーシックレポート
(株)アイフィスジャパン  堀部  吉胤

神戸地盤の中堅マンションディベロッパー
神戸・明石・阪神間を中心とした地元密着のマンションディベロッパー。特に神戸市での供給が多い。マンションブランドは「ワコーレ」。累計供給戸数は18/2期末で17,350戸(460棟)。近畿圏の供給戸数は毎年10位以内で推移。30~50戸の中小型物件を中心に回転重視。不動産賃貸事業を祖業とするため販売を外部委託しており、固定費が少なく市況の変化に柔軟に対応しやすい。不動産賃貸事業はワンルームマンション中心で稼働率、賃料とも安定的。

19/2期はマンションの引渡戸数増が牽引し微増益見込み
19/2期1Q(3-5月)決算は、売上高178億円(前年同期比54.4%増)、営業利益24.7億円(同77.4%増)。期初に100戸超の大型マンション2棟の引渡があったことなどから大幅増収増益。通期会社業績予想は据置き。マンションの引渡戸数は760戸(前期比84戸増)の計画。増収効果によりマンションの粗利益率低下や前期にあった好採算の大型開発用地の素地売りの反動減を吸収し、営業微増益予想。マンション販売は物件によって濃淡があるものの総じて堅調。8月末から大阪市で初の供給となる大型物件の販売を開始。順調な出足となっているもよう。

20/2期はマンションの販売単価の急上昇により微増益を予想
20/2期は既にほぼ完売となっている大型高額物件「ワコーレザ・神戸トアロード」(総戸数192戸)が引渡となる。当期竣工物件は600戸弱と少なめだが、当該物件など高額物件が多く、戸当り販売単価が5,500万円程度と19/2期の予想4,118万円から大幅に上昇する見込みのため、増収を確保できるとみる。マンションの粗利益率は引続き低下傾向となる見込みだが、増収効果と既に売買契約済みの大型開発用地の素地売り約10億円が引渡予定であることなどから、引続き前期比微増益を確保できるだろう。

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