ケアサービス<2425>介護報酬改定の影響あったが、1Qはまずまずのスタート

2018/09/07

介護報酬改定の影響あったが、1Qはまずまずのスタート

リサーチノート
(株)QUICK 豊田 博幸

1Qは売上高が3%増、営業損益は5百万円の赤字
19/3期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比2.7%増の21億65百万円、営業損益が5百万円の赤字(前年同期は46万円の赤字)。主力の介護事業を中心に営業拠点のドミナント化が進展。18年4月の介護報酬改定の影響があったものの、効率性の上昇により吸収し、売上総利益率が11.0%→11.1%に小幅改善。一方、販管費が中国事業や人材紹介事業など新規事業への費用が増えたほか、新規採用者のコストの増加などから同5.5%増え、営業損益はわずかながら悪化した。営業損益は5百万円の赤字となったが、効率性の上昇が確認でき、まずまずの決算内容だったと、QUICK企業価値研究所では考えている。
主要事業の業績動向をみると、介護事業は介護報酬改定によりサービス単価の低下があったものの、積極的な営業活動により売上高は同2.4%増えた。営業利益は新規事業の費用負担から同6.0%減の1億59百万円となったが、同部門の売上高営業利益率は10.1%と、5四半期連続で10%超となった。エンゼルケア事業は、売上高が同5.0%増の4億53百万円、営業利益は同0.6%増の67百万円。施行件数の増加により増収、営業増益となったが、同部門の売上高営業利益率は14.8%と、過去に比べ、やや低い水準だった。

19/3期および20/3期の当研究所予想を据え置き
当研究所では、1Qはほぼ想定内で推移したとみており、19/3期通期の連結業績予想を据え置き、売上高が前期比4%増の89億50百万円、営業利益が同10%増の2億60百万円とする。事業別の業績動向の見方も変わらない。介護事業が同4%増収の64億円、営業利益が同3%増の7億50百万円を予想。介護報酬改定の影響をドミナント化進展効果などで吸収する見通し。エンゼルケア事業は国内での事業所拡充効果により、売上高は同5%増の20億5百万円、営業利益は人件費増や中国の立ち上げ費用を吸収し同2%増の4億40百万円を予想する。サービス付き高齢者向け住宅事業は競争の激化により売上高は同2%減の5億45百万円だが、営業利益はコストの見直しにより4百万円→20百万円と回復を見込む。
なお、会社計画も据え置かれ、売上高が同3%増の89億10百万円、営業利益が同9%増の2億56百万円としている。
20/3期の当研究所による連結業績予想も据え置き、売上高が前期比5%増の94億円、営業利益が同54%増の4億円とする。主力の介護事業の堅調な拡大に加え、高採算のエンゼルケア事業の伸長も見込む。利益面ではドミナント化進展による効率性向上により、営業拠点強化による人員増の費用などを吸収するとみている。

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