三栄建築設計<3228>利益進捗にやや遅れも、 想定内。 通期予想を据え置き

2018/07/19

利益進捗にやや遅れも、 想定内。 通期 予想を据え置き
リ サ ー チ ノ ー ト
(株)QUICK 細貝 広孝

3Q累計 実績は物件売却件数が増加も、戸建分譲販売件数の減少などで営業減益
18 / 8期 3Q累計の連結業績は、売上高が前年同期比 8%増 の 594億円、営業利益が同 10%減の 44億円だった。主力の不動産販売事業では、戸建分譲販売件数が前年同期から 146件減少の 731件にとどまった。所有不動産の売却は件数が増加したほか、 1件 30億円超の物件も含まれていたが、同事業全体では同 2%の減収に。また、低採算の売却物件が含まれていたことなどから、同事業全体の営業利益は同 6%減にとどまった。不動産請負事業では、子会社のシード平和で大型建築請負が増加するなどして、同事業全体では増収に。ただ、賃貸収入事業の営業減益も響き、連結全体では増収ながら営業減益を余儀なくされた。

3Q累計実績は営業減益もほぼ想定内 。18/8期通期は営業 1割増益を予想
18 / 8期通期の連結業績に関して会社側は、期初計画を据え置いた。売上高は 1171億円(前期比 16%増)、営業利益は 105億円(同 10%増)を見込む 。 通期計画に対する 3Q 累計実績の進捗率は、売上高で 50.7%(前年同期は通期実績に対して54.4%)、営業利益で 41.6% ( 同 50. 8% ) にとどまり、会社側は当初見込みよりやや低調に推移したとしているが、不動産販売事業で戸建住宅の完成が 4Qに集中するため、 戸建分譲の売上高計上も 4Qに偏るほか、 4Qに大型収益不動産の売却を見込んでいることから 、利益率の改善を想定しており、通期計画は変えていないとしている。
18 / 8期通期の連結業績に関して QUICK企業価値研究所では 、3Q累計実績はほぼ想定内との見方から、売上高 1100億円( 前期比 9%増)、営業利益 105億円(同 11%増)の前回予想( 18年 5月)を据え置く。 3Q累計実績では、将来の成長に向けた先行投資的な人件費の増加や、ファミリー向けマンション分譲の広告宣伝費が先行して発生したことなどが利益率を抑制したが、 4Q における相対的に採算の良い戸建分譲の売上高計上高採算な収益不動産売却の増加、相対的に採算が低い建築請負の売上構成比率の低下などで利益率が改善するとみており、現時点で当研究所の営業利益予想は達成可能との見方を変えていない 。
続く19/8期の連結業績に関しても当研究所では、18/8期通期予想と同様に、売上高1210億円(前期比 10%増)、営業利益 115億円(同 10%増)の前回予想を据え置く 。

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