マックハウス<7603>大型店舗は堅調だが経営環境は想定以上に悪化

2018/05/15

大型店舗は堅調だが経営環境は想定以上に悪化
ベーシックレポート
(株)QUICK 佐久間  聰

ジーンズ中心からファミリーカジュアルショップへ転換図る
カジュアル衣料専門店「マックハウス」などを運営。しかし、ファストファッションが販売する低価格ジーンズに顧客を奪われる状況が続いており、業績は不振。このため、会社側はジーンズカジュアルショップからファミリーカジュアルショップへの転換を図っている。大型店舗の新業態をSC 中心に積極的に出店している。

前18/2 期は減収減益。今19/2 期は増収増益を予想
前18/2 期の単独業績は、売上高が前期比9%減収、営業利益は同65%減益。収入面では、店舗数の減少の影響に加え、衣料品の低価格化で既存店売上高が落ち込んだ。利益面では、商品調達改革により売上総利益率は向上したが、減収が響いた。店舗大型化に伴う水道光熱費や人件費の水準上昇などで販管費の負担も増加。
会社側は、今19/2 期の単独業績について、売上高は前期比1%増、営業利益は同2.2 倍と増収増益を予想。積極出店により店舗数は増加へ。収入面では店舗数増・売場面積拡大が寄与。利益面では、増収に加え、売上総利益率が向上。販管費は増加するが、営業増益を予想。
QUICK 企業価値研究所では、会社側の予想を妥当と考え、今19/2 期の単独業績予想について、会社側の予想と同額を見込む。

3 カ年の中計では増収増益を見込むが、前年の計画から減額
会社側は、21/2 期を最終年度とする新たな3 カ年の中期経営計画を発表。増収増益を見込むが、前年の計画に比べ、19/2 期および20/2 期の売上高、営業利益の予想を減額。売上面では、価格競争が激化しているため、出店攻勢を強めるものの、前回予想を下回る見通し。利益面でも、売上高の予想を引き下げた影響、販管費の増加が響く見通し。当研究所では大型店舗は業績に貢献すると考えているが、経営環境悪化で効果は薄れる可能性がある。会社側の新たな一手に注目したい。

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