三洋貿易<3176>主要事業が好調に推移。当研究所利益予想を上方修正

2017/09/19

主要事業が好調に推移。当研究所利益予想を上方修正
リサーチノート
(株)QUICK  中村  宏司

化成品部門などの伸長で3Q累計は32%営業増益
17/9期3Q累計の連結業績は、売上高が前年同期比12.1%増の50,515百万円、営業利益が同32.2%増の4,018百万円。化成品部門、機械資材部門、海外現地法人部門の伸長で増収増益となった。
化成品部門(同12%増収、同47%営業増益)は、自動車向けを中心に合成ゴムや副資材の販売が好調に推移し、買収効果もあり増収増益となった。機械資材部門(同12%増収、同23%営業増益)は、自動車内装用部品の販売が好調だったことや、業務提携効果でバイオマス関連設備の納入が実現したことから増収増益となった。海外現地法人部門(同31%増収、営業利益は同2.2倍)は、米国、中国、タイで自動車用部品の販売を伸ばし、前年同期が不振だったこともあり大幅な増収増益となった。一方、国内子会社部門(同23%減収、同13%営業減益)は、前年同期に海洋・船舶の大型案件があった反動から大幅な減収減益となった。

17/9期通期、18/9期ともに増益基調が続くと予想
会社側は17/9期通期の連結業績見通しについて、売上高67,000百万円(前期比12%増)、営業利益4,800百万円(同18%増)の従来計画(17年4月公表)を据え置いた。3Q累計の営業利益の通期計画に対する進捗率は84%(前年同期75%)と高くなっているが、東証の修正基準の範囲内(利益の予想値に対して30%以上の変動)にあるとして修正しなかったと説明している。前期比では、化成品部門と機械資材部門において買収効果や木質バイオマス関連機材の新規プロジェクト効果が増収増益に寄与する見通しである。
QUICK企業価値研究所では、17/9期通期の連結業績予想について、売上高は69,000百万円(前期比15%増)の従来予想を据え置いたが、営業利益は5,000百万円→5,200百万円(同28%増)と従来予想を上方修正した。化成品部門、機械資材部門、海外現地法人部門の主要部門の売上高が順調に増えるなか、採算の改善が想定以上に進んでいることを考慮した。前期比では、会社計画と同様に買収効果や新規プロジェクト効果が増収増益に貢献するとみている。

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