アサンテ<6073>営業体制改革による混乱の影響が残り1Qは低調な出足

2017/08/02

営業体制改革による混乱の影響が残り1Qは低調な出足
ベーシックレポート
(株)アイフィスジャパン  堀部  吉胤

白蟻防除のトップ企業
1970年創業の白蟻防除を中心とした総合ハウスメンテナンス会社。東日本から西日本に事業エリアを拡大中で、現在21都府県で事業展開。2003年頃から約6年続いた悪質リフォーム業者の社会問題化の影響を受け、多くの業者が破綻、事業縮小に追い込まれる中、当社は1979年から各地のJA(農協)との提携を進め堅実経営を行ってきたことにより、この厳しい時期を乗り切り、11/3期から業界トップに。売上総利益率が高く財務内容も健全。労働集約産業で業容拡大には人員増が重要。

17/3期業績は営業体制改革による混乱の影響で下期に失速
17/3期業績は売上高138.5億円(前期比4.4%増)、営業利益16.8億円(同27.9%減)。退職給付費用の増加3.79億円などから大幅営業減益となった。厳しい採用環境が続く中でも人員採用が好調だったことから需要期の上期の売上高は79.9億円(前年同期比8.7%増)と順調だったが、コンプライアンスの一層の強化のため営業体制改革を実施したことに伴う混乱により需要後退期の下期の売上高は58.6億円(同1.1%減)と失速。結局、通期の売上高は期初計画を6.1億円下回り、これを主因に営業利益も期初計画を4.8億円下回った。

月次売上高の回復と新規出店に期待
18/3期会社業績予想は売上高147.3億円(前期比6.4%増)、営業利益22.6億円(同34.4%増)。今期は人員採用を抑制気味に臨む方針だが、前期採用人員の本格戦力化などにより着実な増収予想。退職給付費用が2.43億円減少見込みであることが加わり大幅営業増益予想。しかし、月次開示による1Q(4-6月)の売上高は新営業体制への順応の遅れから40.2億円(前年同期比3.0%減)と厳しい出足。会社業績予想達成は困難とみる。成長の柱の一つである西日本への事業エリア拡大も新規出店が2年余り止まっている。今後の新規出店に注目したい。

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