ティー・ワイ・オー<4358>AOIPro.と共同持株会社による経営統合へ

2016/08/12

AOIPro.と共同持株会社による経営統合へ
ベーシックレポート
(株)アイフィスジャパン  藤根 靖晃

大手CM制作会社3強の一角
大手CM制作会社3強の一角。広告事業が売上高の95%、映像関連事業が5%(15/7期)という事業構成。広告事業は、a)広告代理店から発注を受け、主にTV-CMの企画・制作を行う「広告代理店取引」と、b)直接広告主に対し営業活動を行い国内外のWEB広告や、クロスメディア広告の受注、納品を行う「広告主直接取引」に大別される。
16/7期3Q累計業績は、1Q(2015年8-11月)に不採算案件の発生と、インドネシア子会社の不振から赤字となったものの、2Q以降は順調に推移しており、業績(下方)修正後の会社計画は達成できると考える。

共同持株会社によるAOIPro.との経営統合を発表
AOIPro.との経営統合を7月11日に発表。新設される共同持株会社(AOITYOHoldings株式会社)への株式移転方式を取る。共同持株会社への株式移転比率はTYO普通株式1株に対して、0.18株となる。9月27日に開催予定の両社の臨時株主総会で承認されれば、12月28日に上場廃止。2017年1月4日に共同持株会社設立・東証上場の予定。
インターネットを中心としたデジタルメディア媒体・デバイスの多様化、さらには通信速度やデータ解析、VR・ARなどの技術革新が進む中で、地上波放送向けTV-CM制作は大きな成長が見込みにくくなる一方で、手法や構造の変化を伴いながらも広告関連事業は領域拡大が予想され、経営資源の結集により「シェア」「交渉力」「資本」を高めることによって、アジアNo.1の映像を主とする広告関連サービス会社を目指す(国内の映像制作では圧倒的首位に立つ)。
統合効果としては、1)人材教育や業務の効率化の効率化、共同仕入、ポストプロダクション部門や機材レンタル部門の相互融通による収益力・コスト競争力の強化、2)VRやAR等、新たな映像制作技術の開発強化、3)広告主直接取引の深化とシナジー、4)海外事業の統合効果を見込んでいる。

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