いちごグループホールディングス (2337・JASDAQ スタンダード)

2012/02/08

収益の質、安定性が向上の過程にある
ベーシックレポート
㈱ティー・アイ・ダヴリュ堀部 吉胤

不動産私募ファンド、REIT の運営会社
旧社名はアセット・マネジャーズ・ホールディングス。不動産流動化、 不動産ファンドの運営から再生案件など国内外の企業投資に展開して いった。リーマンショックによる金融危機で痛手を負ったが、いちごト ラストの傘下に入り、資本増強、資産圧縮で危機 を乗り切った。自己勘定投資による不動産、企 業投資からは原則撤退し、私募ファンド及び系列 REIT の運営によるフィービジネスに特化方針。 税務上の繰越欠損金を生かし、事業シナジーが 期待できる周辺事業に関する戦略的M&A は継続。

12/2 期3Q 累計業績は会社計画に対し順調に進捗
12/2 期3Q 累計(3-11 月)業績は、営業利益が5.7 億円(前年同期 比39.5%減)と海外株式の売却益の減少を主因に減益ながら、通期会社 計画に対しては順調に進捗。AUM(運用資産残高)は11 月末で3,667 億円(前四半期末比254 億円減)。系列REIT の合併に伴う受入資産の 時価評価による減少が292 億円あり、私募ファンドでは約40 億円の増 加。今後の新規のファンド組成に期待したい。 通期会社業績予想は据置かれたが、純利益は既に超過達成しており、 経常利益以下は上振れる可能性が高いだろう。

13/2 期は系列REIT の物件入替に期待
13/2 期は小幅営業増益を予想する。株式売却益が減少する可能性が 高いとみられるが、AUM の拡大によるアニュアルフィーの漸増や、系列 REIT の物件入替に伴う仲介手数料やディスポジションフィーなどでカ バーしよう。純利益は12/2 期の関係会社株式売却益11.7 億円の剥落 などにより大幅減益となるとみられるが、収益の質や安定性は改善傾 向にあるといえよう。

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