アサンテ<6073>16/3期下期から新規契約は前年同月比プラスが続く

2016/05/02

16/3期下期から新規契約は前年同月比プラスが続く
アップデートレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部  吉胤

16/3期業績は会社計画未達も増収増益を確保したとみられる
月次売上高の開示にもとづく16/3期の売上高は132.7億円(前期比4.8%増)。期初の会社計画を6.2億円下回った。個人消費の回復が下期に顕著になる前提の計画だったが、個人消費の低迷が続いた。それでも消費増税後、苦戦が続いていた白蟻防除の新規契約の売上高は、下期に入って前年同月比プラスに転じた。特に4Q(1-3月)の新規契約の売上高は2桁増とプラス幅が拡大したもようで、厳しい環境下では健闘したようだ。
営業利益は計画の26億円(前期比13.1%増)には届かなかったとみられるものの、労働需給逼迫を受けた人員採用の計画未達による人件費の下振れで売上高の未達を一部吸収し、24億円程度(同約5%増)と2期ぶりに営業増益を確保したとみる。

住宅の保全意識の向上を背景に着実な成長が見込まれる
2017年4月に予定通り消費再増税が実施されれば、17/3期に駆け込み需要が発生するだろうが、景気の先行き不透明感の高まりにより再延期の可能性が出てきた。これを考慮し、今回のTIW業績予想では駆け込み需要を織り込まなかった。しかし、個人消費の低迷が続いている中でも白蟻防除の新規契約が回復傾向にあることや、白蟻の活動が活発化する4~7月に向けたテレビCMによる広告宣伝の強化などにより、下記程度の増収増益は可能とみる。中長期的な成長ドライバーの2本柱は、①農協との提携を前提にした西日本への営業エリアの漸次拡大、②人員増、であることに変わりないが、厳しい採用環境が続いていることから、今後は既存社員のリテンション強化を図るとみる。

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