三栄建築設計<3228>1Q は減収・営業減益も、通期は2 割の営業増益を予想

2016/02/10

1Q は減収・営業減益も、通期は2 割の営業増益を予想
リサーチノート
(株) QBR  細貝 広孝

1Q は戸建分譲販売件数が減少して減収も、粗利益率は改善
16/8 期1Q の連結業績は、売上高が前年同期比8%減の99 億円、営業利益が同6%減の7.1 億円だった。
主力の不動産販売事業の売上高が同12%減の71 億円となり、連結全体でも減収だった。不動産販売事業では、期初時点で販売可能な完成在庫が減少していたことなどから、戸建分譲販売件数が前年同期の189件から176 件に減少。前年同期に40 戸の売り上げがあった分譲マンションは今期の販売がなかったことなども響いた。利益面では、1 棟当たりの販売単価の上昇、原価管理の徹底、好調な販売状況などを背景に不動産販売事業の粗利益率が改善。連結全体の粗利益率は前年同期の15.3%から16.8%に上昇し、減収ながら粗利益は前年同期を上回った。ただ、人件費や広告宣伝費など販管費が前年同期を上回った結果、連結営業利益は減少した。

 

会社側の利益率想定は保守的とみるQBR 通期予想を据え置き
会社側は、1Q 実績は概ね計画どおりに推移したとして、16/8 期通期の連結業績に関して、売上高800 億円(前期比26%増)、営業利益67 億円(同15%増)を見込んだ、期初計画を据え置いた。不動産販売事業において今期の通期販売計画(1530 件、15/8 期販売実績は1182 件)の土地仕入は例年以上に順調に進捗。例年、物件引渡しは下期に偏重する傾向があるなか、今期も同様に計画しており、特に1Q の引渡し件数は四半期のなかで最も少ないために完成時期のずれなどにも影響され、引き渡し件数がぶれやすい。契約の状況は計画どおり進捗しており、粗利益率は想定を若干上回った模様だが、全体としてほぼ計画通りに推
移したとしている。
QBR でも同様に、1Q 実績はほぼ想定の範囲内であったとの見方から、前回予想(15 年12 月)を据え置く。売上高790 億円(同24%増)、営業利益70 億円(同20%増)を予想する。足元の土地の仕入状況、契約状況を鑑みると、売上高がQBR 想定をやや上回る可能性はあるとみているが、その一方で、会社側の粗利益率の見通しは保守的との見方は変えておらず、利益面は会社計画を上回ると予想している。現時点では前回予想を据え置くが、上期実績の進捗状況などを踏まえて、予想を見直す。続く17/8 期の連結業績見通しに関しても、売上高850 億円(前期比8%増)、営業利益75 億円(同7%増)の前回予想を据え置く。

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