日進工具 (6157・JASDAQ スタンダード)

2012/01/06

エンドミル専業の超硬工具メーカー。小径品中心に展開
ベーシックレポート
(株)QBR 谷林正行

刃先径6mm以下の製品が主力。各種機器類の小型化に貢献
切削工具のエンドミル専門メーカー。超硬素材かつ小径(6mm以下)の製品が主力。エンドユーザーは自動車、電機など幅広く、各種機器類の小型化・微細化に貢献している。生産は国内1カ所に集中し、販売は代理店、特約店を通じて行っている。製品は大きさ、形状など様々であり、アイテム数は約7,000種類にも及ぶ。11年4月に工具ケースなど樹脂製品の製造・販売を手掛ける牧野工業を連結子会社化。

上場工具メーカーの中では財務・業績の安定度は比較的高い
他の株式上場工具メーカーと比較して売上規模は小さいが、有利子負債はなく自己資本比率は高い水準にある。ROEなどの指標も良好。業績の安定度も高い点が特徴。

上期は会社計画を超過。QBRでは来期も2桁営業増益を予想
12年3月期上期(11年4-9月)の連結業績は、7月に上方修正した会社計画を上回り、2割増収、営業4割増益だった。東日本大震災の影響で第1四半期(同年4-6月)は生産面に影響を受けたが、多くの製造業が一旦落ち込んだ生産量や在庫をカバーするために増産体制をとったほか、同社自身も在庫水準引き上げのために生産を増やし、第2四半期(同年7-9月)は生産効率が改善した。
12年3月期通期の連結会社計画(11年10月公表)は、タイの洪水等を考慮し慎重にみているが、QBRではその影響は比較的軽微にとどまるとみている。営業利益は会社計画よりも強気の950百万円(前期比20%増)を予想。自動車の生産台数拡大やスマートフォンの伸びなどにより、QBRでは13年3月期も増収・営業増益が続くとみている。連結営業利益は1,050百万円(12/3期QBR予想比11%増)を予想する。

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