ティー・ワイ・オー<4358>広告主直接取引の売上成長と利益率改善が牽引

2015/11/13

広告主直接取引の売上成長と利益率改善が牽引
アップデートレポート
(株) ティー・アイ・ダヴリュ  藤根 靖晃

15/7期は広告主直接取引が大きく伸張。
15/7 期実績は、売上高は(前期比)+6.9%、営業利益は(同)+10.0%と増収増益で着地。主力の広告事業において広告代理店取引がやや伸び悩む中で、広告主直接取引が売上高(前期比)+20.2%、営業利益(同)+209.8%と大きく伸張した。営業人員の拡充、人員の戦力化による営業力向上の結果、案件受注規模が拡大したことで売上が伸びた。売上増とコスト管理の徹底により、新規顧客開拓など先行コストを吸収して営業利益は大幅な増加となった。営業利益率では広告主直接取引はまだ 4.8%と広告代理店取引の 16.3%を大きく下回っている。これはまだ先行投資段階によるものであり、規模拡大によって改善余地が大きいと考えられる。映像制作事業は、外部委託作業の増加により増収減益であった。

16/7 期は海外合弁事業と傘下に入った K&L 社が売上寄与
16/7 期は中期計画通り、売上高 320 億円、営業利益 21.5 億円を会社側は予想。既存事業の成長に加えて、インドネシアの現地資本との合弁会社である PT TYO FIRST EDITION と、8 月に買収した K&L 社が売上に寄与する。K&L 社はグラフィック分野に強いクリエイティブ・エージェンシーであり、ニコンをはじめ大手広告主に強い足場を持つ。この 2社の利益貢献を会社計画は見込まないものの、広告主直接取引が営業強化と案件大型化による高い成長から計画達成を予想する。同社では、高成長に向けて引き続き積極的に M&A を推進する予定であり、中期計画として、17/7 期売上高 400 億円・営業利益 27 億円、18/7 期売上高500 億円を目標に掲げている。

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