フューチャーベンチャーキャピタル<8462>長期赤字から脱却し、黒字定着を目指す

2015/11/04

長期赤字から脱却し、黒字定着を目指す
アップデートレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部  吉胤

クレステックのIPOにより16/3期上期は営業黒字化見込み
16/3期1Q(4-6月)の純利益は▲0.21億円(前年同期は▲0.35億円)と赤字が継続した。6 月に運営する地域ファンドの投資先の中村超硬(6166)がIPOを果たし、売出で保有株数5万株の66%を売却したが、ファンドへの出資割合が5.5%と低く、投資倍率も低位にとどまり、利益寄与はほとんどなかった。 7月にIPOを果たしたクレステック(7812)は、ファンドの保有株数25万株、ファンドへの出資割合14.2%と中村超硬より業績への寄与は大きい。売出での売却は少なかったが、その後、売却が進んだとみられ、2Q累計(4-9 月)では小幅ながら営業黒字に転じたとみる。

4Qに大型IPOを想定
16/3期に大型IPOがあるとの大前提で業績予想を行っているが、IPOの時期が年明け以降になりそうな状況。このため16/3期での売却を前回の想定よりも少なく見直し、これを主因に16/3期TIW業績予想を前回予想から大幅下方修正した。残りは全て17/3期に売却すると想定した。これにより17/3期業績は大きく膨らむ予想になった。成功報酬の計上は18/3期とみて17/3期業績予想には織り込んでいない。16/3期末の自己資本は、当該銘柄に係るその他有価証券評価差額金の計上により急回復しよう。安定収益の維持拡大のため、新規ファンドの設立、募集は喫緊の課題。信用力回復を受け、9月に設立したIoTをテーマとするファンドの募集が最終コミットメント総額の目標50億円に向け進捗することに期待したい。また、大型IPOは16/3期に想定している案件ほどではないにしてもまだ1社あるとみている。

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