いちごグループホールディングス<2337>実効税率上昇でもROEの維持向上を目指す

2015/06/29

実効税率上昇でもROEの維持向上を目指す
ベーシックレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ   堀部  吉胤

不動産流動化の代表的企業
20 億円前後の中小型オフィスビル、商業ビルの再生流動化に強み。良好な金融環境、不動産投資市場を背景に、自己勘定による不動産投資に注力中。収益性の低い私募ファンドの運用は縮小させており、ノンアセットビジネスは系列REITのいちご不動産投資法人(8975)を軸に展開。長期安定事業として、メガソーラーを柱とするクリーンエネルギー事業を開始。16/2 期末までの東証 1 部上場を目指しており、形式要件は既にほぼ充たしている。

積極的な物件取得などにより業績の急拡大が続く
15/2 期の営業利益は81.8億円(前期比2.1倍)と急伸。会社予想も4.8億円上回った。昨年末のいちご不動産投資法人のPO(公募増資)に伴い戦略的な資産組換えを行い、売却益等で4Q(12-2月)に一気に業績が進捗した。物件取得競争が激化する中でも、53物件、728億円を想定NOI利回り6.2%と比較的好条件で取得した。 16/2期の会社予想営業利益は117億円(前期比 42.9%増)とほぼ中計目標に沿った予想。引続き積極的な物件取得を行うことにより賃料収入の拡大が見込まれるほか、良好な金融環境を背景に物件売却益も拡大しよう。5月のいちご不動産投資法人のPOに伴う物件取得に係るスポンサーサポートによるフィー収入、クリーンエネルギー事業の営業黒字化も業績の牽引役となろう。

JPX日経400採用を目指す
JPX日経400の2016年8月の入替時における採用を目指しており、ROE重視の経営方針(15/2期のROE13.0%)。今後、繰越欠損金の控除限度の引下げにより税負担が正常化に向かう中で、REIT事業拡大によるフィー収入の増加、総資産回転率の向上などによりROEの維持向上を図る。

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