サムティ<3244>良好な金融環境を背景に積極的に収益物件を積み上げ

2015/06/16

良好な金融環境を背景に積極的に収益物件を積み上げ
ベーシックレポート
(株) ティー・アイ・ダヴリュ  堀部  吉胤

近畿地盤の資産保有型ディベロッパー
近畿地盤の中堅不動産ディベロッパー。大阪を中心にレジデンス、オフィス、商業施設など賃貸資産をバランス良く保有し、安定的な賃貸収入で固定費、支払利息を賄いながら、 再生流動化や開発流動化による売却益を追求しているほか、大阪、東京で投資用マンションの販売会社への卸売りをしている。再生流動化は、福岡、北海道など地方での物件取得を拡大中。 6月30日にレジデンスを中心とする系列REITが資産規模305億円で東証に上場へ。

大型再生案件のピエリ守山の集客は計画線で推移
15/11 期1Q(12-2月)決算は、売上高34.0億円(前年同期比33.5%増)、営業利益5.5億円(同70.9%増)。昨年3月に取得した水戸の大型商業施設の賃料収入などにより大幅増益。物件売却はほとんどなく、通期の営業利益計画56億円(前期比38.5%増)に対する進捗率は低いが、2Q(3-5月)には系列REIT向けの物件売却が92.9億円あるほか(売却益10.6億円)、物件売却環境が良好なため、通期業績予想の達成に問題はないだろう。滋賀県の郊外型大型商業施設の再生案件ピエリ守山は昨年12月にグランドオープンし、集客は計画線で順調に推移。

積極的な資産拡大などにより業績の拡大が続く見通し
15/11期に続き、16/11期も業績は続伸するとみる。15/11期には開発流動化案件の売却はないとみられるが、16/11期には複数の売却が見込まれる。投資分譲も販売戸数増が見込まれるほか、積極的な仕入れ継続による資産積み上げを受け賃料収入も拡大しよう。
REIT事業に参入したことで、将来、金融環境が悪化した場合でも物件売却の確実性を確保することが期待される。当面の注目点は、当社の保有物件の中では最大のピエリ守山の集客が順調に推移し、好条件で売却できるかであると考える。

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