ユビキタス <3858>中計1年目は計画以上の成果。黒字化定着に目処

2015/06/12

中計1年目は計画以上の成果。黒字化定着に目処
ベーシックレポート
(株) QBR  山藤  秀明

前期は注力分野が伸び 16%増収、コスト削減は想定以上
15/3期より3カ年の中期経営計画がスタート。1年目の15/3期は4期ぶりの増収を目指すとともに、コスト削減に本格的に取り組む方針を掲げた。その15/3期の売上高は注力する車載、エネルギー分野の案件増で前期比16%増収だった。2桁増収のなか、売上原価、販管費ともに削減し営業損失は233百万円縮小。業績は会社計画を上回る改善になった。特にQBRは「コスト削減は経営判断で一定程度可能」と指摘してきたが「想定以上のコスト削減が行われた」と評価している。

注力する IoT は事業としての注目度高まる
事業環境も増勢の変化がみられだした。同社は IoT(Internet of Things、モノのインターネット)市場を見据えて同分野へ経営資源を集中投下している。同社の佐野社長は15/3期の動きとして、「この1年で、IoTは単なる技術トレンドではなく、今後のビジネスのあり方を変える大きな可能性のある技術・事業領域として広く注目されるようになった」としている。QBR も IoT を次の成長戦略の1つとして多くの企業が掲げだした印象を強く感じている。

IoT 市場の拡大、コスト削減で中計以上の営業利益を予想
QBR の今16/3期の業績予想は、売上高が前期比33%増の1180百万円、営業利益は50百万円。採用が進むカーナビゲーション向けや、電力の小売販売自由化を控えたエネルギー分野を中心にした案件増で前期以上の大幅増収を予想。中計2年目の今期も会社側はコスト削減に努める方針を変えていない。4月には賃貸料の削減を目的に本社を移転した。営業損益は4期ぶりの黒字に転じるとみている。事業環境、コスト削減成果を考慮してQBR予想は会社予想より売上高で30百万円、営業利益で32百万円それぞれ多い。
来17/3期の営業利益は185百万円を予想。IoT 市場の拡大による増収余地は大きく、売上高は前期比27%増と高い伸びを予想。中計最終の17/3期は次の成長に向けた先行投資負担を見込むが増収効果で吸収出来そうだ。会社目標の営業利益150百万円を超過するとみている。

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