Paltac<8283>センター新設で今期は減益、来期は回復を見込む

2015/06/09

センター新設で今期は減益、来期は回復を見込む
リサーチノート
(株) QBR  真下  弘司

消費増税の反動等から前期は減収・増益
15/3期の単独業績は、売上高が前期比1%減の8211億円、営業利益は同2%増の104億円となった。生活必需品全般に消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動や夏場の天候不順の影響などもあり減収。減収により売上総利益は減少したが、生産性向上の取り組み(業務全般の見直しによる販管費の削減など)が奏功、営業利益は増加した。
16/3期の単独業績に関して会社は、売上高が前期比4%増の8500億円、営業利益は同11%減の93億円を計画。消費税率引き上げ等の影響が一巡、引き続きインストアシェアの拡大により増収を見込むが、大型物流センター新設に伴う一時的な費用の発生で営業利益は減少する見通し。
当期は将来の成長に向けた基盤強化のため、最大市場である関東圏の出荷能力増強を目的とした「RDC関東」(埼玉県白岡市、RDCは大型物流センター)の新設、北東北圏における事業拡大と物流生産性向上を目的とした「RDC東北」(岩手県花巻市)の増設、および青森県内における 2 カ所の FDC(RDC を支援する仕分センター)の新設を予定。これらの投資に伴い備品の購入など一時的な費用14億円が発生する予定。

一時的な費用で今期は増収・減益を予想、来期は回復を見込んだ
QBR予想の16/3期の単独業績は、売上高が前期比4%増の8540億円、営業利益は同6%減の98億円。続く17/3期は、売上高が前期比3%増の8760億円、営業利益は同12%増の110億円を予想する。
売上高に関しては、同社の取扱品目は生活必需品が中心の商品構成であることから通常であれば2~3%程度の安定した成長を予想。16/3期は消費税率引き上げの反動などのマイナス影響がなくなることに加えて、ドラッグストアなどでインバウンド(訪日外国人旅行者)消費の増加などが期待されることから高い成長を想定。利益面では大手ドラッグストア向けなどの比率が高まることでセンターフィー(納入先の流通業者の配送センター使用料)が増加するほか、大型物流センター新設に伴う一時的な費用の発生で営業減益を予想。17/3期は増収効果と一時的な費用がなくなり業績の回復を見込んだ。

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