和田興産<8931>堅調なマンション販売を受け業績は安定的に推移

2015/06/04

堅調なマンション販売を受け業績は安定的に推移
ベーシックレポート
(株) ティー・アイ・ダヴリュ  堀部  吉胤

神戸地盤の中堅マンションディベロッパー
神戸・明石・阪神間を中心とした地元密着の中堅マンションディベロッパー。神戸市の供給戸数は14年連続首位でマーケットシェアは概ね20%を維持している。近畿圏でも概ね10位以内で推移。30~50戸の中小型物件を中心に回転重視。不動産賃貸業を祖業とするため販売を外部委託しており、固定費の抑制により市況の変化に機動的に対応できるようになっている。不動産賃貸事業はワンルームマンション中心で稼働率、賃料とも安定的。 業績の安定度は比較的高い。

15/2期は戸建分譲の不振をマンション分譲の好調でカバー
15/2期決算は前期比概ね横ばい圏。戸建分譲は消費増税の影響が予想以上に長引き計画を大幅未達となった。これをマンション販売の好調によるマンションの粗利益率の想定上振れや販売経費抑制でカバーし、利益は計画をクリアした。過去最大の物件となる「ワコーレシティ神戸三宮」(総戸数471戸)はリーズナブルな値付けが人気を呼び予定よりも早く昨年11月に完売した。マンション用地の仕入れは、取得競争が引続き激しい中、230戸の大型用地の取得もあり1,091戸(前期比470戸増)と好調だった。

16/2 期はマンション引渡が端境期も粗利益率改善でカバー
16/2 期業績は概ね前期比横ばいとなる見込み。マンションの引渡戸数は700戸(前期比65戸減)の計画と14/2期の用地仕入れが少なかったことを受け端境期となる見込みだが、高採算の「ワコーレシティ神戸三宮」の約3分の2が引渡になる予定のため、粗利益率が一段と改善することでカバーする構図。17/2期は逆にマンションの粗利益率が建築費高騰の影響を受け反落するとみるが、引渡戸数が850戸程度まで大幅に増加するとみられ、増収効果で前期比小幅営業増益になると予想する。

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