マックハウス<7603>厳しい環境だが、順調なスタートを切った新業態に注目

2015/05/14

厳しい環境だが、順調なスタートを切った新業態に注目
ベーシックレポート
(株)QBR  佐久間  聰

旧来のビジネスモデルを抜本的に変革へ
カジュアル衣料専門店「マックハウス」などを運営。しかし、ファストファッションの台頭で業績不振に陥っていることから、会社側では、 「旧来のビジネスモデルを抜本的に 変革すること」に取り組んでいる。 15年はこれまでと品揃えを変えた新 業態「マックハウススーパーストア」 (MHSS)がスタートした。

ファストファッションに押され、前期の営業利益は8割減
前15/2期の単独業績は、売上高が前期比2%減、営業利益も同82%減と落ち込んだ。ファストファッションに押され、特にレディースが苦戦。新たに導入した雑貨も不発だった。売上総利益率は46.3%と14/2期の46.5%から若干低下。PB比率の向上など売上原価を低減させる取り組みを進めたものの、競争激化による値引きセールの増加が響いた。販管費も増加した結果、減収率を大きく上回る営業減益率となった。

店舗閉鎖で減収傾向も、採算改善や費用減で利益回復見込む
会社側は、今16/2期の単独業績について、売上高は前期比3%減、営業利益は同3.0倍と減収ながら営業増益を予想。店舗閉鎖を進めるため、全体の売上高は減収も、新業態の導入などで既存店売上高の増収を図る。ビジカジ(ジャケット)の販売、PB拡大などにより売上総利益率の改善を図るほか、販管費の削減で利益回復を目指す。 QBRの今16/2期は会社予想と同額を見込む。ファストファッションに押される厳しい状況は変わらないものの、ビジカジだけでなく、インナー・レッグウェアなど通年販売商品の増加もプラスに働く見通し。順調な立ち上がりとなっている新業態 MHSS にも期待しており、既存店売上高はプラスを確保できると予想する。 続く17/2期は前期比3%減収、営業利益は同33%増を予想する。店舗数の減少で減収が避けられないものの、既存店売上高の増加や売上総利益率の改善を想定、販管費の減少により、利益回復を見込む。

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