朝日ラバー(5162・JASDAQ スタンダード)

2015/02/27

今期予想を見直すが、  来期見通しに変更無し
リサーチノート
(株)QBR 豊田  博幸

15/3 期 3Q 累計は 56%営業減益だが、純利益は 17%増
15/3 期 3Q 累計の連結業績は、売上高が前年同期比8.4%増の45.5億円、営業利益が同 55.5%減の 1.1 億円、純利益が同 16.9%増の 1.7 億円。事業別に売上高をみると、工業用ゴム事業が同 10.0%増の 36.7 億円。RFID(人やモノを識別・管理する微小な無線チップ)タグ用ゴム製品にやや減速感が出てきたもの の、ASA COLOR LED(青色 LED の色彩調整に使われるシリコーンゴム)やスイッチ用ゴムなどが自動車向け に好調だったことが寄与した。医療・衛生用ゴム事業は同 2.4%増の 8.8 億円。プレフィルドシリンジ(薬 液充填済み注射器)用ガスケットや、採血用・薬液混在用ゴム栓など使い捨てのディスポーザブル用ゴム製 品が堅調に推移した。全体の利益面では、品質管理に係る損失処理などがあり売上総利益率が 27.2% →25.3%に悪化。加えて、役員退職慰労引当金繰入額 1.1 億円が販管費に計上され、販管費が同 15.9%増 えたことが響き、営業利益は減少を余儀なくされた。ただ、特別利益に受取保険金 1.1 億円が計上された ことや、役員退職慰労金に対する繰延税金資産計上に伴う税金費用の減少などにより、純利益は増加した。

【役員退職慰労金の贈呈】  
14年10月1日に創業者である、伊藤巖取締役相談役(当時)が逝去。15年6月開催の定時株主総会での 承認を得て、役員退職慰労金2.6億円を贈呈の予定。これに伴い、引当未計上分を販管費に役員退職慰労 引当金繰入額として1.1億円計上。一方、伊藤巖氏逝去に伴う死亡保険の保険金1.1億円を受領したので、 特別利益に計上した。

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