朝日ラバー(5162・JASDAQ スタンダード)

2014/08/26

足元は順調。マイクロ流体デバイスの量産準備も進展
リサーチノート
(株)QBR 豊田  博幸

15/3期1Qは15%営業減益だが、社内計画を若干上回って着地
15/3期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比7.6%増の14.9億円、営業利益が同15.0%減の0.6億円、 純利益が同25.5%減の0.4億円。社内計画に比べ、売上高は上回り着地。利益面もわずかながら上回った としている。事業別に売上高をみると、工業用ゴム事業が同9.8%増。ASA COLOR LED(青色LEDの色彩調整に使われるシリコーンゴム)やスイッチ用ゴムなど自動車向けが好調だったほか、RFID(人やモノを識別・管理する微小な無線チップ)タグ用ゴム製品の受注増が貢献した。医療・衛生用ゴム事業は同0.5%減。 前年同期にあった金型販売が無くなったことが響いた。利益面では、医療・衛生用ゴム事業における品質管理に係る損失処理があり売上総利益率が26.6%→24.8%に悪化したが、この処理を除けば、ほぼ前年同期並みの水準だったようだ。

足元好調だが、現時点では15/3期・16/3期予想を据え置く
足元は好調に推移しており、QBR予想を若干上回って推移している。ただ、自動車向けの販売増、RFIDタグの想定以上の好調が続く半面、マイクロ流体デバイス向け量産設備の導入に伴う費用負担が大きいこ とや、卓球用ラケットの需要にやや陰りが出てきたなどマイナス要因もある。現時点では、QBRによる15/3期・16/3期予想を据え置くことにする。会社でも、足元は計画を上回っているが、今後の事業動向を見極 めたいとして、現時点は15/3期計画を据え置いた。17/3期に連結売上高80億円(14/3期56.8億円)、営業利益8億円(同2.9億円)と、過去の最高業績(売上高が08/3期62.8億円、営業利益が08/3期4.1億円)を大きく上回る目標を掲げる中期経営計画を今期から実行中だが、まずまずのスタートを切ったようだ。期初に想定していた消費税増税による落ち込みは小さく、自動車向けのビジネスが堅調に拡大したことが確認できたほか、RFIDタグ用ゴム製品が想定を上回る受注が続くなど、全体的にはポジティブな決算だったと評価している。なお、期待の商品である マイクロ流体デバイスは従来想定通り順調に推移。設備導入が進み、15/3期下期に向けての量産体制に向 けた準備が進んでいる状況だ。

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