アイナボホールディングス (7539・JASDAQ スタンダード)

2014/08/04

技能工不足を受けた選別受注で利益率向上
ベーシックレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部  吉胤

タイル工事のトップ企業
関東地盤の内外装タイル、住宅設備機器の専門工事会社大手。タイ ル工事では首位。卸販売も手掛ける。商材はLIXILなどから仕入れている。主力の戸建住宅向けの外壁・住宅設備工事の平均請負工事単価は50万円程度と小さいが、効率的な施工体制を確立し着実に利益をあげている。直傭の技能工は抱えず、技術研究センターにおける外注技能工の養成などにより技能工を囲い込んでいる。2013年2月に中京地盤のインテルグロー社を買収。同年10月に持株会社体制に移行。

14/9期業績は3期連続で前期比大幅増益見込み
14/9期2Q累計(10-3月)業績は、インテルグローの新規連結もあり、売上高309億円(前年同期比34.0%増)、営業利益14.0億円(同86.2%増)と急伸。2Q(1-3月)の戸建リフォーム工事の消費増税前の駆け込み需要が予想以上に盛り上がったことや、技能工不足を受けたマンションなどの大型工事の選別受注による採算改善が想定以上となったことなどから営業利益は期初予想を4.4億円も上回った。2月以降、 駆け込み需要の反動により戸建の新設住宅着工戸数は減少に転じ、外部環境は悪化しているが、上期の貯金により、通期でも期初予想を上回る大幅増益見込み。

15/9期業績は高水準の利益を維持すると予想
戸建の新設着工戸数の先行指標となるハウスメーカーの戸建請負の受注は、昨年10月以降駆け込みの反動で大幅に落ち込んでいるため、 10月からは前年同月比で増加に転じるとみる。2015 年10月から消費 税率が10%に引上げられる場合は、8%への引上げ時ほどではないにしても年明けから3月にかけて再駆け込み需要が発生するだろうし、15/9期末に向け戸建リフォームの再駆け込み需要も発生しよう。利益率の一層の向上は難しいとしても15/9期も高水準の利益を維持しよう。

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