アサンテ(6073・東証1部)

2014/07/28

長期的に着実な成長が見込めよう
ベーシックレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部  吉胤

白アリ防除のトップ企業
1970年創業の白アリ防除を中心とした総合ハウスメンテナンス会社。2003年頃から約6年間続いた悪質リフォーム業者の社会問題化の影響を受け、多くの業者が破綻、事業縮小に追い込まれる中、当社は1979年から各地のJA(農協)との提携を進め、コンプライアンス重視の堅実経営を行ってきたことから、この厳しい時期も赤字に陥ることなく乗り切り、11/3期には業界トップに立った。 利益率が高く、財務も健全。

14/3期決算は期初会社予想の利益を確保
14/3期業績は、売上高129億円(前期比7.0%増)、営業利益25.7億円(同17.5%増)と順調。消費増税の駆け込み需要が1億円程度あったが、労働市場における労務逼迫に伴い人員採用が計画ほど進まな かったことから、主力の白アリ防除が低調で、期初会社予想に対し、 売上高は1.1億円下回った。これを床下等換気システムとのセット販売が好調だったことなどによる営業・施工効率の向上によりカバーし、 営業利益は逆に2.2億円上回った。

15/3期は出足が鈍いものの、着実に業績を拡大しよう
15/3期の会社業績予想は、売上高139億円(前期比7.9%増)、営業利益27.3億円(同6.2%増)。駆け込み需要の反動が想定よりも厳しく、 最繁忙期の1Q(4-6月)の売上高は36.9億円(前年同期比0.3%増)にとどまった。2Q(7-9月)以降で挽回するのはやや厳しいと考えるが、 広告宣伝費、販促費の大幅増を計画しており、売上未達の場合は経費 削減で吸収し、利益面では会社予想線を確保すると考える。 高温多湿の日本の木造家屋は白アリが発生しやすく、白アリ防除の推定潜在市場は1.5兆円と膨大。需要が顕在化しているのは極わずかであり、人員の確保さえできれば業容は長期的に順調に拡大しよう。

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