マックハウス(7603・JASDAQ スタンダード)

2014/07/28

アパレルの苦戦続く。新展開の雑貨も手探りの状況
リサーチノート
(株)QBR 佐久間  聰

1Q営業利益は85%減の1億円。トップスが不振、雑貨の出足も鈍い
15/2期1Q(3~5月)の単独業績は、売上高が前年同期比3%減の91億円、営業利益が同85%減の1億円となった。既存店売上高の月次売上高は、3月が前年同月比4.5%減→4 月が同6.7%減→5月が同1.3%減とマイナスが続き、1Qの3カ月間では前年同期比4.1%減だった。レディース、メンズともカットソーなどトップスの落ち込みが大きかった。インナー・レッグなど実需商品は着実に販売を伸ばしているものの、計画に届かず。今期から取り扱いを開始した雑貨も出足は鈍く想定を下回った。全体的に振るわなかったが、機能性を重視した「RUN DENIM」の重点販売策が奏功し、ボトムスの落ち込みは比較的小さかった。 採算の良いアパレルの売り上げが落ち込んだため、今1Qの売上総利益率は48.4%と前年1Qの49.5%を下回った。さらに、雑貨を扱うネイビーストアの展開に係る初期費用、店舗数の増加(前期末482店→今1Q末486店)に伴う維持費の増加で全体の販管費が増加、営業利益は大幅に落ち込んだ。会社側では、アパレルの落ち込みが大きかったうえ、インナー・レッグおよび雑貨も目標に届かず、厳しい決算と説明。

下期挽回の見方は変えないが、上期も厳しい決算となる公算
会社側では、通期業績予想について表記の通り、期初時点の見通しを据え置いた。今期は、アパレル(ト ップス・ボトムス)の落ち込みをインナー・レッグおよび雑貨で補い、全体では増収増益を目指す考え。 QBRでも、通期業績予想について会社計画と同額とした前回予想を据え置く。1Qは低調だったが、前回レポートでも述べたように、トップスについては、今秋に予定している重点販売商品に期待している。同社の売上高は12月にかけて盛り上がる傾向にあるため、挽回は可能。雑貨についても品揃えの精度が改善していくとみている。 とはいえ、上期業績予想(売上高は前年同期比3%増、営業利益は同32%減)を達成するためには、今2Qは前2Qおよび今1Q よりも売上高、利益を伸ばす必要がある。しかし、会社側は、2Q(6~8 月)もトップスは重点販売商品が不十分と認識している。6月の既存店の月次売上高は前年同月比1.2%減だった。前年同月に比べ土曜日が1日少なかった影響を除けばプラス。ただ、7月(半ばまで)は梅雨明けの遅れなど もあり苦戦している様子。雑貨についても手探りの状況から抜け出せていない。季節要因から例年2Qの業績は1Qを下回っていることもあり、上期業績の達成は厳しい状況。

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