和田興産(8931・JASDAQ スタンダード)

2014/07/03

神戸三宮の超大型物件の販売は非常に好調
ベーシックレポート
(株)ティー・アイ・ダヴリュ 堀部  吉胤

阪神エリアが地盤の中堅マンションディベロッパー
神戸・明石・阪神間を中心とした地元密着の中堅マンションディベロ ッパー。神戸市の供給戸数は13年連続トップ。近畿圏でも毎年、概ね10位以内。30~40戸の中小型物件を中心に回転重視。不動産賃貸業からスタートしたため販売を外部委託しており、固定費の抑制により市況の変化に機動的に対応。賃貸事業はワンルームマンション中心で稼働率、賃料とも安定的。 業績の安定度は比較的高い。

15/2期は大型物件供給に伴う先行費用により業績停滞見込み
14/2期決算はマンションの引渡戸数が786戸(前期比133戸増)と増加したことなどから前期比 27.9%増収となったものの、労務費高騰 による建築費上昇を受けマンションの粗利益率が17.2%(同2.4pt減)と悪化したことや、営業外費用に一過性の資金調達費用2.4億円を計上したことなどにより、経常利益は19.8億円(同0.8%増)と微増に とどまった。15/2 期はマンションの引渡戸数は概ね横ばい見込みで、 「ワコーレシティ神戸三宮」(総戸数471戸、2015年10月竣工予定) の供給に伴う先行費用も発生するため、業績は引続き停滞する見込み。

総戸数471戸の超大型物件の販売は非常に好調
「ワコーレシティ神戸三宮」は5月に販売を開始。平均販売価格約2,900万円(総売上高137 億円程度の見込み)という割安感から人気を集め、1 期364戸の販売に対し、同月内に326戸を契約するという兵庫 県下では記録的な売れ行きとなった。利益率も比較的高い物件で、16/2期に200戸程度、17/2期に残りを売上計上するとみられる。17/2期には同じく三宮で230戸の高額物件(売上高90億円程度の見込み)の売上計上が予定されている。建築費高騰懸念はあるものの、こうしたことから16/2期、17/2期は増収増益が続くとみられる。

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