朝日ラバー(5162・JASDAQ スタンダード)

2014/06/19

過去最高業績を目指す中期経営計画を発表
アップデートレポート
(株)QBR   豊田  博幸

14/3期は好調に推移、15/3期は投資負担が重く減益予想
14/3 期連結業績は、売上高が前期比18.5%増の56.8億円、営業利益が同2.1倍の2.9億円と、大幅な増収増益。主力のASA COLOR LED(青色LEDの色彩調整に使われるシリコーンゴム)が自動車の生産台 数増加を背景に伸びた。医療・衛生用ゴム事業も顧客の在庫調整終了に伴い受注が拡大したほか、新製品の拡販効果で好調だった。続く15/3期の連結業績予想(QBR予想)は、売上高が前期比2%増の58億円、 営業利益が同2%減の2.8億円と、増収減益を見込む。最終製品が国内自動車メーカー向けの製品が多く、消費税増税後の反動減を見込んでいることや、新製品向け量産設備の導入に伴う費用負担が大きく、利益が圧迫されるため。16/3期は新製品の寄与や、既存製品の利益率改善などで、前期比16%増収、82%営業増益を予想する。

意欲的な中計を発表、過去最高業績を目指す
14年5月、3カ年の中期経営計画(15/3期~17/3期)を策定。併せて6年後の2020年を見据えたビジョン「AR-2020VISION」も発表した。 会社では17/3期までの3カ年を「V-1計画」、20/3期までの3カ年を「V-2計画」として取り組んでいくとしている。具体的な目標としては、 V-1計画の最終年度17/3期に連結売上高80億円(14/3期56.8億円)、 営業利益8億円(同2.9億円)を掲げている。 今回の中期経営計画では、過去の最高業績(売上高が08/3期62.8億円、営業利益が08/3期4.1億円)を大きく上回る目標が掲げられている。目標額としては過大な感はあるが、リーマンショック後の経営悪化から立ち直り、さらに強固な収益基盤を作るために、過去最高業績を達成しようという意志表示である。資金調達や、新製品の育成などに若干の課題があるものの、QBRとしては会社の意欲を評価したい。

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